本館 特別1室・特別2室
2006年1月2日(月・祝) ~ 2006年1月29日(日)
戌(いぬ)年にちなみ犬を表した作品、吉祥のモチーフを扱った作品を集め、新年の門出を祝います。犬は古くから狩猟を通じて日本人とかかわりの深い動物で、埴輪(はにわ)をはじめとする考古遺物にその姿をみることができます。江戸時代以降は愛玩動物としての性格が強まり、絵画・工芸の分野でペットとしての犬を表した作品が増えてゆきます。また松竹梅、鶴亀、獅子牡丹、富士山、鷹などの吉祥のモチーフは、古くから日本の美術工芸品のなかに取り込まれているものです。犬の埴輪や、応挙の子犬の絵、松竹梅の屏風など、館蔵品・寄託品の中から選ばれた作品で、お正月をお迎え下さい。