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ハンズオン体験コーナー「昔のゲームを楽しもう!」

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    表慶館 体験の間
    2007年7月3日(火) ~ 2007年9月24日(月・祝)

    親と子のギャラリー「博物館のおもちゃ箱」(本館14室)に展示されている昔のおもちゃで遊べる体験コーナーです。
    聖徳太子ゆかりの「石名取玉」や江戸時代のすごろく(いずれも模型)で遊んでみよう!投扇興やオリジナルかるた作りにも挑戦できます。(期間中11:00~16:00まで実施)

関連展示

親と子のギャラリー「博物館のおもちゃ箱」
本館14室 2007年7月3日(火)~2007年9月24日(月・休)
聖徳太子のお手玉 石名取玉

 
石名取玉
石名取玉 奈良時代・8世紀
(合子は室町時代・永正2年(1505))
聖徳太子の遊んだ水晶玉
法隆寺に伝わった「石名取玉」(いしなとりだま)は、1センチ角ほどの水晶のキューブです。16個でセットになっています。聖徳太子が幼少のころに遊んだといわれるおもちゃで、確かなことはわかりませんが、「石なごとり」に使われたものと考えられています。「石なごとり」は、今のお手玉の前身ともいえる遊びです。
西行の歌にも、「石なごのたまの落ちくるほどなさに 過ぐる月日は かはりやはする」と歌われており、平安時代にはすでに行われていたことがわかっています。


【遊び方】
玉をまいておき、そのひとつを空中に放り投げます。玉が落ちてくる前にほかの玉を拾い上げ、投げた玉もキャッチします。
大流行で禁止令まで出た 双六盤

 
若衆双六遊び図(部分) 江戸時代・享保年間(1716-36)頃
すごろく盤で遊ぶ様子
双六盤は、バックギャモンのようなゲーム。古代から江戸時代にいたるまで、何度も流行を繰り返しました。しかし、賭け事としておこなわれため、日本書紀によれば、早くも持統3年(689)に禁止令が出されたことがわかっています。その後もたびたび禁止令が出されました。
江戸時代には嫁入り道具のひとつとして、双六盤をもたせることも多く、美しい装飾を施したものも残されています。


【遊び方】
二人で遊ぶゲーム。白、黒それぞれ12個のコマをすごろく盤のいっぽうの端に並べます。もう一方の端が「あがり」です。順番に2個のさいころをふり、出た目にしたがってコマを「あがり」に進めるゲームです。
2個のさいころの目がそれぞれ3と5のときは、コマ2つをそれぞれ3と5進めるか、コマ1つだけを8(3と5を足した数)進めます。すべてのコマがもう一方の端に入ったらゲーム終了。最後は、ぴったりの数でなければあがれません。
江戸にタイムスリップ 絵双六

 
「ふりだし」から「あがり」まで、さいころの目にしたがってコマを進めるみなさんにもおなじみのゲームです。本館展示室に展示されている双六の複製を使って、遊んでみましょう。甲冑の着け方が順を追って描かれた「甲冑着用備双六」や、生け花など、女の子が身に着けるべきさまざまなことがらをテーマにした「諸芸すごろく」で遊べば、当時の子どもたちが遊びながら学んださまざまな事柄がわかってくるはず。「ばけ物大せりあい双六」では、江戸の人々の想像力が生み出したさまざまな妖怪が勢ぞろい。双六遊びを通して、江戸という時代を感じてください。

ばけ物大せりあいすご六(部分)
 
ばけ物大せりあいすご六(部分) 江戸時代・17~18世紀
きつね、雪女、たらいやぞうりなど器物の妖怪が勢ぞろい。「あがり」は、鬼の頭領、酒呑童子


家庭でプリントアウトして遊んでみよう!
印刷用PDFはこちら(539KB)
甲冑着用備双六(部分)
甲冑着用備双六(部分) 一寿斎芳員画 江戸時代・19世紀
最初はふんどしから。甲冑のつけ方がわかる双六


家庭でプリントアウトして遊んでみよう!
印刷用PDFはこちら(888KB)
大きいサイズ(B3判)に印刷したものを会場で配付しています(各日先着50人)。  
東博すごろく
こちらは今回のオリジナル「東博すごろく」です。すごろくで東博の名所をまわってみよう!
印刷用PDFはこちら(737KB)
大きいサイズ(B3判)に印刷したものを会場で配付しています(各日先着50人)。


【遊び方】
参加する人が順番にさいころをふって、出た目の数だけコマを進めるまわり双六と、コマに書かれた指示にしたがってコマを進める飛び双六があります。まわり双六は、最後はぴったりの数でなければあがれません。
優雅な遊び 投扇興

 
奈良時代に伝来した投壺から考案されて江戸時代に流行したのが投扇興。優雅なお座敷遊びとして人気がありました。

【遊び方】
蝶の形をした的に扇を当てて、投げた扇と的の落ちた形を図式に当てはめて採点します。

オリジナル「東博かるた」コンクール

 
今日見た作品や展示館など東博をテーマにしたかるたをつくってください。できた作品は特設ボードに掲示します。
会期中に制作していただいたかるたの中から優秀な作品には「東博賞」として秋の特別展「大徳川展」(2007年10月10日(水)~12月2日(日))のチケットをさしあげます。