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送りの造形

  • 『石枕 千葉県下総町高倉出土 古墳時代(中~後期)・5~6世紀 根本安太郎氏寄贈』の画像

    石枕 千葉県下総町高倉出土 古墳時代(中~後期)・5~6世紀 根本安太郎氏寄贈


    2006年1月11日(水) ~ 2006年3月12日(日)

     人生のおわりが告げられたとき、古代の人びとはさまざまな葬送用の品で亡くなった人をとむらいました。骨を収める壺や遺体のための枕など、葬送専用の品々を作り出しました。土の中に埋められるものであるにも関わらず、さまざまな装飾を施したり丁寧に磨かれたりしています。今回の陳列では、平成17年度考古資料相互貸借事業により香川県歴史博物館から借用した組合式埴質棺(はにしっかん)と、石枕(いしまくら)および棺として使われた壺類など弥生時代から平安時代までの人びとが葬送にあたって創りだした造形の一端を紹介いたします。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
石枕 千葉県下総町高倉出土 古墳時代(中~後期)・5~6世紀 根本安太郎氏寄贈
重要文化財 三彩骨壺 大阪府茨木市安威出土 奈良時代・8世紀
石枕 山梨県中道町 大丸山古墳出土 古墳時代(前期)・4世紀
 茨城県筑西市 女方遺跡出土 弥生時代(中期)・前2~前1世紀 田中国男氏寄贈
組合式埴質棺 香川県高松市 今岡古墳出土 古墳時代(中期)・4~5世紀 香川県歴史博物館蔵(相互貸借)
須恵器骨壺 奈良県三宅町伴堂出土 奈良時代・8世紀
和同開珎 奈良県三宅町伴堂出土 奈良時代・8世紀