2006年1月11日(水) ~ 2006年3月12日(日)
人生のおわりが告げられたとき、古代の人びとはさまざまな葬送用の品で亡くなった人をとむらいました。骨を収める壺や遺体のための枕など、葬送専用の品々を作り出しました。土の中に埋められるものであるにも関わらず、さまざまな装飾を施したり丁寧に磨かれたりしています。今回の陳列では、平成17年度考古資料相互貸借事業により香川県歴史博物館から借用した組合式埴質棺(はにしっかん)と、石枕(いしまくら)および棺として使われた壺類など弥生時代から平安時代までの人びとが葬送にあたって創りだした造形の一端を紹介いたします。