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内国勧業博覧会の工芸

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    本館 14室
    2006年5月9日(火) ~ 2006年7月2日(日)

     明治10年(1877)、ここ上野公園を会場として万国博覧会の国内版と言うべき内国勧業博覧会が開催されました。国内の産業を振興することを目的に開かれた内国博は都合5回開催され、第3回までがこの上野公園で開催されています。

      明治14年(1881)の第2回内国博では、新築なったばかりの博物館本館が会場として使われるなど、当館と博覧会には深い関係がありました。明治前期には博物館は日本の産業振興という役割も担っていました。このために第1回、第2回の内国博ではその頃の日本産業の中核であった工芸作品を数多く購入しています。今回はこの2つの博覧会に出品された工芸品をご紹介いたします。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
重要文化財 褐釉蟹貼付台付鉢 初代宮川香山作 明治14年(1881)頃
牙彫髑髏置物 旭玉山作 明治14年(1881)頃