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高野コレクション-浅井忠の油彩画

  • 『読書 浅井忠筆 明治34年(1901) 高野時次氏寄贈』の画像

    読書 浅井忠筆 明治34年(1901) 高野時次氏寄贈

    本館 18室
    2006年2月7日(火) ~ 2006年3月19日(日)

     明治の洋画家・浅井忠(あさいちゅう)は、日本近代洋画の先駆者と呼ばれ、西洋画壇の育成に大きく貢献しました。高野コレクションは、実業家高野時次(たかのときじ)氏が収集した浅井作品73点で、氏のご遺志によりご遺族の方々から当館に一括寄贈されたものです。

       今回の特集陳列では、このコレクションのうち、留学中に描いた油彩画や帰国後の作品など5点をご覧いただきます。滞欧中に描かれた「グレー風景」や「読書」は、画面に光を感じさせる淡い色彩が特徴です。油彩画の力作をまとめてみることのできるまたとない機会となります。また、当コレクションのほかに代表作の重文「春畝(しゅんぼ)」もあわせて展示しますので、浅井作品の魅力がより一層引き立つことになるでしょう。

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
読書 浅井忠筆 明治34年(1901) 高野時次氏寄贈