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古代中国の貨幣

  • 『古代中国のお金に関する資料164件を一挙公開します。』の画像

    古代中国のお金に関する資料164件を一挙公開します。

    東洋館 第4室
    2007年6月5日(火) ~ 2007年9月2日(日)

     古代の貨幣(かへい)、つまり昔のお金といえば、金貨・銀貨・銅貨といった金属製の貨幣がまず思い浮かびます。古代の地中海世界、西アジア、中央アジアなどでは、円形の金貨・銀貨が多数つくられました。しかし、古代中国で多数を占めたのは銅貨で、その形が多様であることに特色があります。

      中国で銅貨が発達したのは春秋(しゅんじゅう)・戦国(せんごく)時代(前8~前3世紀)で、さまざまな形の銅貨が作られました。秦(しん)・漢(かん)時代(前3~後3世紀)には、四角い穴の空いた円形の銅貨が用いられ、この形が近代にいたるまで続きました。

      今回の特集陳列では、中国の春秋時代から漢時代までの銅貨と、それらの鋳造(ちゅうぞう)に用いた鋳型(いがた)、そしてこれまでの研究の歴史の中で、古代中国の貨幣ではないかとされた資料を展示します。

      展示期間:2007年6月5日(火)~2006年7月16日(月・祝)、
                     2007年7月21日(土)~2006年9月2日(日)

     

主な出品作品

*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
空首聳肩尖足布 中国 春秋時代・前6~前5世紀
五銖銭陶范 後漢時代・1~3世紀(小倉コレクション保存会寄贈)