本館 14室
2006年3月28日(火) ~ 2006年5月7日(日)
飾剣(かざりたち)、競馬太刀、蛭巻大刀(ひるまきのたち)、兵庫鎖太刀(ひょうごぐさりのたち)、糸巻太刀(いとまきのたち)、黒漆太刀(くろうるしのたち)。いずれも今回展示する作品です。太刀の種類には、大きく分けて儀式用と実戦用のもの、公家が用いたもの、武家が身につけたものなど用途や身分による相違があり、時代による流行もありました。
正倉院の大刀の模造をはじめ、『枕草子』の「めでたきもの」のなかにも記されている飾剣、その略装である細太刀(ほそだち)などの公家の太刀、武家が好んで用いた兵庫鎖太刀や糸巻太刀など、さまざまな形式の太刀を展示いたします。
それぞれに異なる反りのついた姿をはじめ、鐔(つば)や金具の意匠、鞘(さや)の漆塗などの装飾も見所の1つです。