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クリス―神秘なるインドネシアの武器―

  • 『クリス インドネシア、ジャワ島東部 17~18世紀 J.C.ベイレフェルト氏寄贈』の画像

    クリス インドネシア、ジャワ島東部 17~18世紀 J.C.ベイレフェルト氏寄贈

    東洋館 13室
    2016年7月5日(火) ~ 2016年10月10日(月・祝)

    クリスとは東南アジアのマレー半島および島嶼部で広く使われた鉄剣です。剣身がまっすぐなものと蛇行状のものがあり、多くの剣身の表面には特殊な加工技術によって幾重もの刃紋が作り出されています。この種の奇抜な形状をもつ剣は、神秘的な霊力を宿すと信じられてきました。クリスはその霊力によって持ち主の男性を守護するとともに、持ち主の威信を象徴するものでもあります。

    本特集は、当館が所蔵するインドネシアのクリスを、ジャワ島・スラウェシ島など地域ごとに紹介します。また、インドネシアの槍もあわせて展示し、現地における武器の造形に込められた意味や願望に迫ります。

     

    担当研究員の一言

    現在でも結婚式で新郎が身に着けるラッキーアイテム。細かい細工もみどころです。/白井克也

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
クリス インドネシア、ジャワ島東部 17~18世紀 J.C.ベイレフェルト氏寄贈
クリス インドネシア、スラウェシ島 19世紀 土井房治郎氏寄贈
 ボルネオ島 19~20世紀初頭