東洋館 5室
2015年8月18日(火) ~ 2015年12月23日(水・祝)
古美術商の広田松繁(不孤斎 1897~1973)は日本を代表する古美術店の一つ、壺中居を創立した人物です。そして、昭和47年(1972)に500点近くにのぼる収集品を博物館に寄贈されました。その中心を占めるのは第一級の中国陶磁であり、横河コレクションとならび、東京国立博物館の東洋陶磁コレクションの中核を担っています。 ここでは、そのなかから茶の湯に精通した不孤斎がとくに愛玩した薄茶器や振出、香合など、小さくて愛らしい作品をまとめて紹介いたします。また、不孤斎が仕立てた仕覆や包裂、箱もあわせてお楽しみください。