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酒宴のうつわ

  • 『色絵祥瑞文瓢形徳利 伊万里(祥瑞手) 江戸時代・17世紀』の画像

    色絵祥瑞文瓢形徳利 伊万里(祥瑞手) 江戸時代・17世紀

    本館 14室
    2012年3月6日(火) ~ 2012年5月13日(日)

    お酒をめぐる文化史を紐解いていくと、古くは神への儀礼的なものとして位置づけられ、祝いの席には欠かせないものとなり、やがて今日のような日常習慣における愉しみの一つとなっていきました。酒器には、徳利(とくり)、銚子(ちょうし)、盃(はい)、猪口(ちょく)、酒呑(ぐいのみ)などの種類があり、それらは用いられる場面や場所、好みなどに応じて創意工夫され、多様な意匠を生み出してきました。そうしたそれぞれの酒器がもつ形のユニークさや色づかい、華やかさもしくは侘びといった趣は、酒宴の席に彩を加え、お酒の味とともに酒席の人々の目をも楽しませるものといえるでしょう。

    この特集では、お花見の季節に合わせて当館が所蔵する近世以降の陶磁の酒器を中心に展示します。多様性に富んだ酒器の意匠を目で味わいながら鑑賞していただきたいと思います。

     

    担当研究員の一言

    春の訪れを寿ぐ酒席に思いを馳せながら、お気に入りの酒器を見つけていただければ幸いです。/横山梓

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
色絵祥瑞文瓢形徳利 伊万里(祥瑞手) 江戸時代・17世紀
黄釉酒呑 唐津 江戸時代・17世紀 広田松繁氏寄贈
古染付捻文杯 景徳鎮窯、中国 明時代・17世紀 広田松繁氏寄贈

関連事業

<イベント>   博物館でお花見を
2012年3月20日(火・祝) ~ 2012年4月15日(日)   9:30~17:00 土・日・祝は~18:00、金曜日は~20:00(最終入館は閉館の30分前まで)  
<ギャラリートーク>   酒宴のうつわ
本館 14室  2012年5月8日(火)   14:00 ~ 14:30   当日受付

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