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歴史資料 化粧

  • 『姫君図(部分) 喜多川月麿筆 江戸時代・19世紀』の画像

    姫君図(部分) 喜多川月麿筆 江戸時代・19世紀

    本館 16室
    2012年2月14日(火) ~ 2012年3月25日(日)

    江戸時代、化粧は、歌舞伎や浮世絵、版本などを主な媒体として流行しました。たとえば『都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)』は、100年以上にわたって女性に愛読されたロングセラーです。顔や手足・髪の手入れ、顔だちによる化粧の仕方、帯の結び方、歩き方、化粧品の製法から、なで肩にみせる方法にまで及んでおり、身だしなみのすべてが「化粧」に込められていました。

    展示では、喜多川月麿(きたがわつきまろ)の肉筆美人画の代表作『姫君図(ひめぎみのず)』をはじめ、地肌の色にあわせた化粧、洗顔法や白粉(おしろい)の具体的な分量など、親切な解説が特徴の『当世化粧容顔美艶考(とうせいけしょうようがんびえんこう)』、女性と子供の様々な髪型を収録した『京都婦女髪形集(きょうとふじょかみがたしゅう)』などを中心に、化粧に関わる資料31件をとおして、江戸時代の人々が心がけていた化粧のあり方などをご紹介します。

 主な出品作品
*所蔵の表記の無いものは、当館蔵品です。
姫君図 喜多川月麿筆 江戸時代・19世紀
都風俗化粧伝 佐山半七丸著、速水春暁斎画 江戸時代・文化10年(1813)
当世化粧容顔美艶考 並木正三著 江戸時代・文政2年(1819) 徳川宗敬氏寄贈
京都婦女髪形集 江戸時代・19世紀
丸蝶紋蒔絵歯黒道具 江戸時代・19世紀

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