書画の展開―安土桃山～江戸
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四季花鳥図巻 巻上（部分） 酒井抱一筆 江戸時代・文化15年(1818)
本館 8室
2018年5月8日（火） ～ 2018年6月3日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は酒井抱一の代表作の一つ「四季花鳥図巻」のほか、安土桃山～江戸時代における諸派の画家たちによる花鳥画などをご覧いただきます。書跡は、中国大陸から渡来した黄檗僧と、江戸時代前期の儒者の書を中心に展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重美 | 花鳥図屏風 | 6曲1双 | 松花堂昭乗筆・自賛 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |
| 牡丹小禽・蓮雀図 | 2幅 | 清原雪信筆 | 江戸時代・17世紀 | A-1285 | |||
| 花鳥図 | 2幅 | 英一蝶筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1070 | |||
| おすすめ | 花鳥図屏風 | 8曲1双 | 曽我直庵筆 | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | A-1003 | ||
| 牡丹図 | 1幅 | 俵屋宗達筆 | 江戸時代・17世紀 | A-11963 | |||
| おすすめ | 四季花鳥図巻 巻上 | 1巻 | 酒井抱一筆 | 江戸時代・文化15年(1818) | A-85-1 | ||
| 黄檗山高僧書巻 | 1巻 | 隠元隆琦他筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 個人蔵 | |||
| 禅語屏風 | 6曲1双 | 隠元隆琦・木庵性瑫・即非如一筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 詩懐紙「口占寄朝鮮朴秀才」 | 1幅 | 林羅山筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 一行書「自身真三宝」 | 1幅 | 隠元隆琦筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1180 | |||
| 一行書「得声不離門」 | 1幅 | 北島雪山筆 | 江戸時代・17世紀 | B-3080 | |||
| おすすめ | 書状 | 1幅 | 朱舜水筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1010 | ||
| 七言絶句 | 1幅 | 中江藤樹筆 | 江戸時代・17世紀 | 菊池清吉氏寄贈 B-1236 | |||
| 一行書「其疾如風」 | 1幅 | 熊沢蕃山筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 鳳陽院記 | 1幅 | 荻生徂徠筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 個人蔵 | |||
| 和歌懐紙 | 1幅 | 北村季吟筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 元政筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 山鹿素行筆 | 江戸時代・17世紀 | 松平直亮氏寄贈 B-1275 |