重要文化財 後三年合戦絵巻 巻中(部分) 飛騨守惟久筆 南北朝時代・貞和3年 (1347)
本館 3室
2018年5月29日(火) ~ 2018年7月1日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、合戦絵巻の代表作とも言える名品「後三年合戦絵巻」や、さまざまな散らしの古筆などをご紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 後三年合戦絵巻 巻中 | 1巻 | 飛騨守惟久筆 | 南北朝時代・貞和3年 (1347) | A-11187-2 | |
おすすめ | 重文 | 継色紙 | 1幅 | 伝小野道風筆 | 平安時代・10~11世紀 | 文化庁蔵 | |
後撰和歌集切 | 1幅 | 伝源俊頼筆 | 平安時代・12世紀 | B-2528 | |||
歌集切 | 1幅 | 伝伏見天皇筆 | 鎌倉時代・13世紀 | 古筆了悦氏寄贈 B-1695 | |||
吉野切 | 1幅 | 伝後醍醐天皇筆 | 鎌倉時代・14世紀 | B-2487 | |||
源氏物語抜書 | 1巻 | 伝尊円親王筆 | 南北朝時代・14世紀 | B-3292 | |||
重文 | 瑞花双鳳八稜鏡 | 1面 | 平安時代・11~12世紀 | E-19934 |