重要文化財 遊行上人縁起絵巻 乙巻(部分) 鎌倉時代・14世紀田中親美氏寄贈
本館 3室
2017年8月22日(火) ~ 2017年10月1日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、国宝室での「一遍聖絵」の公開(8月29日~9月24日)に合わせ、「遊行上人縁起絵」を陳列するとともに、『古今和歌集』と古今伝授書などを紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 重文 | 遊行上人縁起絵巻 乙巻 | 1巻 | 鎌倉時代・14世紀 | 田中親美氏寄贈 A-11795-2 | ||
古今和歌集 巻第四巻首(筋切) | 1幅 | 伝藤原佐理筆 | 平安時代・12世紀 | B-3168 | |||
巻子本古今和歌集切 | 1幅 | 藤原定実筆 | 平安時代・12世紀 | B-12-2 | |||
おすすめ | 重文 | 古今和歌集 | 1帖 | 後伏見天皇筆 | 鎌倉時代・元亨2年(1322)奥書 | B-3116 | |
おすすめ | 重文 | 古今和歌集 | 1帖 | 二条為明筆 | 鎌倉時代・元亨4年(1324) | B-3115 | |
古今伝授書 | 1幅 | 東常縁筆 | 室町時代・文明4年(1472) | B-2495 | |||
古今伝授書 | 1幅 | 飯尾宗祇筆 | 室町時代・15世紀 | B-2494 | |||
おすすめ | 重文 | 瑞花双鳳八稜鏡 | 1面 | 平安時代・11~12世紀 | E-19934 |