書画の展開―安土桃山～江戸
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重要文化財 兎道朝暾図（部分） 木米筆 江戸時代・文政7年(1824)
本館 8室
2017年6月27日（火） ～ 2017年8月6日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は夏らしい山水画や名所絵、また、京の絵師山口雪渓の16幅対を今期以降4期に分けて公開します。書跡は、儒者の書を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 十六羅漢図（第一尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 十六羅漢図（第二尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 十六羅漢図（第三尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 十六羅漢図（第四尊者） | 1幅 | 山口雪渓筆 | 江戸時代・17世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 溪山幽居図 | 1幅 | 与謝蕪村筆 | 江戸時代・宝暦8年(1758) | A-1286 | |||
| おすすめ | 重文 | 兎道朝暾図 | 1幅 | 木米筆 | 江戸時代・文政7年(1824) | A-11191 | |
| 前後赤壁図 | 2幅 | 谷文晁筆 | 江戸時代・文化4年(1807) | 個人蔵 | |||
| 夏景山水図 | 2幅 | 谷文晁筆 | 江戸時代・18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 石橋山・江島・箱根図 | 3幅 | 狩野（養川院）惟信筆 | 江戸時代・18世紀 | A-884 | |||
| 天の橋立・和歌浦図 | 6曲1双 | 江戸時代・17世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | ||||
| 納涼図 | 1幅 | 岸連山筆 | 江戸時代・安政4年(1857) | A-980 | |||
| 扇面画「かわほり」 | 6面（12面のうち） | 「元久」印 | 安土桃山時代・16世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 重美 | 探幽縮図 | 1巻 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・17世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | ||
| 鯉魚図襖 | 2面 | 円山応瑞筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11825 | |||
| おすすめ | 書巻 | 1巻 | 伊藤仁斎筆 | 江戸時代・承応元年(1652) | 金谷寛氏寄贈 B-3330 | ||
| 書巻 | 1巻 | 細井広沢筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| 蘭亭序屏風 | 6曲1双 | 亀田鵬斎筆 | 江戸時代・文政7年(1824) | 個人蔵 | |||
| 五言対句 | 1幅 | 妙法院門跡真仁法親王・皆川淇園筆 | 江戸時代・寛政7年(1795) | 皆川治氏寄贈 B-2521 | |||
| 五言絶句 | 1幅 | 尾藤二洲筆 | 江戸時代・19世紀 | 馬嶌瑞園氏寄贈 B-1123 | |||
| 五言絶句 | 1幅 | 古賀精里筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 馬嶌瑞園氏寄贈 B-1124 | |||
| 四言四句 | 1幅 | 亀井南冥筆 | 江戸時代・18～19世紀 | 馬嶌瑞園氏寄贈 B-1135 | |||
| 一行書「黄中通理」 | 1幅 | 皆川淇園筆 | 江戸時代・18～19世紀 | B-2468 | |||
| 五言絶句 | 1幅 | 菅茶山筆 | 江戸時代・19世紀 | B-2467 | |||
| 七言絶句並偈 | 1幅 | 亀田鵬斎筆 | 江戸時代・19世紀 | B-2472 | |||
| 書状 | 1幅 | 屋代弘賢筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 七言絶句 趙孟頫「初秋夜坐」 | 1幅 | 狩谷棭斎筆 | 江戸時代・19世紀 | B-2470 |