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国宝 花下遊楽図屏風

国宝 花下遊楽図屏風

本館 2室  2018年3月13日(火) ~ 2018年4月8日(日)

  
国宝 花下遊楽図屏風(部分) 狩野長信筆 江戸時代・17世紀

向かって右側(右隻)に、満開の桜の下で貴婦人を中心とする酒宴のさまを、向かって左側(左隻)には八角堂(八面の仏堂)の前で繰り広げられる風流踊りと、それを眺める人々を描いています。踊る人々が着ているのは慶長年間(1596~1615)初頭にはじまった歌舞伎踊りの流行を受けた当時最新のファッションです。その衣装を金泥や金箔を用いて煌びやかに描くのに対し、樹木や岩などは水墨を中心に表現することで、人々の姿がより引き立てられています。左右の大きな樹木と幔幕(まんまく)で彼らを囲むことで、画面全体が大きな舞台のように見えるのは画家の夫といえるでしょう。
屏風の両端に捺された印章により、作者は狩野永徳(かのうえいとく)の末弟、長信(ながのぶ、1577~1654)と知られています。狩野派はそれまで京都を中心に活動していましたが、徳川家康に仕えた長信は、まず駿府(静岡市)に、その後江戸に下り、78歳で亡くなるまで長く江戸幕府の御用をつとめました。現存する長信の作品は少ないため、本作は貴重な基準作といえます。
関東大震災の際、右隻中央部分が焼失しましたが、大正期に撮影した白黒写真により、毛氈を敷いて座る二人の貴婦人たちが描かれていたことがわかっています。
 

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指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_MD_RECOMMEND 国宝 花下遊楽図屏風 6曲1双 狩野長信筆 江戸時代・17世紀 A-11530