吉祥天立像 京都府亀岡市・大宮神社伝来 平安時代・10世紀 [展示期間:2016年4月26日(火)より]
本館 11室
2016年4月19日(火) ~ 2016年5月8日(日)
江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。今回は様々な種類の尊像を展示します。
※ 平成28年(2016)に新たに国宝、重要文化財に指定された彫刻の9件(52件のうち)を当室にて展示します。その他の43件は、「平成28年 新指定 国宝・重要文化財」(本館 8室)で展示します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
吉祥天立像 | 1躯 | 京都府亀岡市・大宮神社伝来 | 平安時代・10世紀 | C-1833 | 2016年4月26日~ | ||
重文 | 千手観音菩薩立像(493号) | 1躯 | 院承作 | 鎌倉時代・建長3~正元元年(1251~59) | 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵 | ||
重文 | 千手観音菩薩立像(504号) | 1躯 | 隆円作 | 鎌倉時代・建長3~文永3年(1251~66) | 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵 | ||
おすすめ | 重文 | 千手観音菩薩立像(40号) | 1躯 | 湛慶作 | 鎌倉時代・建長3~8年(1251~56) | 京都・妙法院(蓮華王院本堂安置)蔵 |