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国宝 元暦校本万葉集 巻一・巻二(古河本)

国宝 元暦校本万葉集 巻一・巻二(古河本)

本館 2室  2016年5月10日(火) ~ 2016年6月12日(日)

  
国宝 元暦校本万葉集 巻一(古河本)(部分) 平安時代・11世紀

平安時代に書写されたいわゆる「五大万葉集」の一つで、巻第二十の奥書に元暦元年六月九日に校了したことが記されているため、「元暦校本」と呼ばれます。現在、当館では、高松宮(たかまつのみや)家に伝来した6帖と、古河家に伝来した14帖を所蔵しています。
今回ご紹介するのは古河家に伝来した巻一と巻二で、飛雲(とびくも)が漉き込まれた装飾料紙(巻第六のみ素紙)を使用した粘葉装(でっちょうそう)の冊子本です。附属資料によると、伊勢松阪の中川家が所蔵していた際、霊元天皇(1654~1732)の叡覧に供されたという記録があります。その後、桑名・松平家老中・水野家など所蔵者が移り、明治44年(1911)に実業家古河虎之助氏が購入しました。表紙の題箋は室町時代の能書・三条西実隆(さんじょうにしさねたか、1455~1537) 筆になります。
現存する巻全体で十五人程度の寄合書(よりあいがき)であると考えられています。巻第一は、仮名古筆の最高峰とされる「高野切」の第三種、「粘葉本和漢朗詠集」(宮内庁三の丸尚蔵館蔵)と同筆です。美しい仮名の典型であり、漢字との調和にも魅せられます。巻第二は、巻第一をよく学んだ筆者によるものとされています。平安時代の能書が腕を振るった調度手本をご堪能ください。

展示作品リスト 2件
指定 名称 員数 作者・出土・伝来 時代・年代世紀 所蔵者・寄贈者・列品番号 備考
_MD_RECOMMEND 国宝 元暦校本万葉集 巻一(古河本) 1帖 平安時代・11世紀 B-2530-7
_MD_RECOMMEND 国宝 元暦校本万葉集 巻二(古河本) 1帖 平安時代・11世紀 B-2530-8