書画の展開―安土桃山～江戸
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東行記（部分） 烏丸光広筆 江戸時代・17世紀 [展示期間：2017年1月15日まで]
本館 8室
2017年1月2日（月） ～ 2017年2月5日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は富士山・歌仙絵など新春を寿ぐ主題の作品、雪の表現などをお楽しみいただきます。書跡は安土桃山から江戸時代の前期の公家の書と吉祥句を書いた作品を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 富士山図 | 1幅 | 英一蝶筆 | 江戸時代・18世紀 | A-510 | |||
| 花鳥図屏風 | 6曲1双 | 佚山黙隠筆 | 江戸時代・宝暦14年(1764) | A-880 | |||
| 芭蕉孤鶴図 | 1幅 | 黒川亀玉筆 | 江戸時代・18世紀 | A-866 | |||
| 雪中棕櫚図 | 1幅 | 秦意冲筆 | 江戸時代・19世紀 | A-259 | |||
| 雪中老松図 | 1幅 | 円山応挙筆 | 江戸時代・明和2年(1765) | A-1148 | |||
| 雪景山水図（旧 帰雲院障壁画） | 1幅 | 円山応挙筆 | 江戸時代・天明7年(1787) | 川崎武之助氏寄贈 A-10070-28 | |||
| 竹図 | 1幅 | 池大雅筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1084 | |||
| おすすめ | 新三十六歌仙図帖 | 1帖 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・寛文4年(1664) | A-61-2 | ||
| おすすめ | 東行記 | 1巻 | 烏丸光広筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2749 | ～2017年1月15日 | |
| 夢想之連歌 | 1巻 | 近衛信尹筆 | 江戸時代・慶長19年(1614) | 個人蔵 | 2017年1月17日～ | ||
| おすすめ | 芥子下絵和歌巻 | 1巻 | 本阿弥光悦筆 | 江戸時代・寛永10年(1633) | B-3008 | 2017年1月17日～ | |
| いろは屏風 | 6曲1双 | 貫名菘翁筆 | 江戸時代・19世紀 | 個人蔵 | |||
| 詠草 | 1幅 | 近衛前久筆 | 安土桃山～江戸時代・16～17世紀 | 個人蔵 | |||
| 自画賛 | 1幅 | 近衛信尹筆 | 江戸時代・17世紀 | 百瀬治氏・百瀬富美子氏寄贈 B-3451 | |||
| 重美 | 和歌懐紙「松上霞」 | 1幅 | 後水尾天皇筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| 詠草 | 1幅 | 八条宮智忠親王筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 和歌懐紙「潤松」 | 1幅 | 後西天皇筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 和歌懐紙「亀万年友」 | 1幅 | 霊元天皇筆 | 江戸時代・元禄13年(1700) | B-2811 | |||
| 和歌懐紙 「禁中佳趣 ももしきや云々」 | 1幅 | 武者小路実陰筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 和歌 | 1幅 | 加藤枝直筆 | 江戸時代・18世紀 | 関根秀雄氏寄贈 B-1313 | |||
| 百寿字 | 1幅 | 戸川安恵筆 | 江戸時代・文政2年 | B-23 | |||
| 和歌 | 1幅 | 村田春海筆 | 江戸時代・19世紀 | 関根秀雄氏寄贈 B-1315 |