鼠草紙(部分) 江戸時代・18世紀
本館 3室
2016年6月21日(火) ~ 2016年8月7日(日)
平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、鼠が人間に求婚して失敗し、出家を遂げるという物語を描く御伽草紙「鼠草紙」や、短冊手鑑、夏を詠った古筆切などをご紹介します。
指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
おすすめ | 鼠草紙 | 1巻 | 江戸時代・18世紀 | A-1383 | |||
兼輔集(砂子切) | 1幅 | 藤原定信筆 | 平安時代・12世紀 | B-12-8 | |||
下絵和漢朗詠集切 | 1幅 | 伝藤原公任筆 | 平安時代・12世紀 | 深山龍洞氏寄贈 B-3145 | |||
伏見天皇御集(広沢切) | 1幅 | 伏見天皇筆 | 鎌倉時代・14世紀 | B-2422 | |||
和歌懐紙 | 1幅 | 飛鳥井雅親筆 | 室町時代・15世紀 | B-3203 | |||
おすすめ | 短冊手鑑 | 1帖 | 鎌倉~江戸時代・14~18世紀 | B-3058-1 | 2帖のうち | ||
おすすめ | 重文 | 松藤双鶴鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 静岡・伊那下神社蔵 | ||
重文 | 松喰鶴長方鏡(線刻観音鏡像) | 1面 | 平安~鎌倉時代・12~13世紀 | E-20060 |