仏教の美術―平安～室町
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重要文化財 阿弥陀如来立像 永仙作 鎌倉時代・正嘉3年(1259) 安田善次郎氏寄贈
本館 3室
2015年12月8日（火） ～ 2016年1月17日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。鎌倉 時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優 れた作品が盛んに制作されました。
彫刻は引き続き阿弥陀如来立像を、絵画は御七日御修法の時期を含むのに関連して五大尊や十二天像などの密教美術を中心にした作品、書跡は料紙に下絵などが施された作品を、工芸は引き続き舎利容器を展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 阿弥陀如来立像 | 1躯 | 永仙作 | 鎌倉時代・正嘉3年(1259) | 安田善次郎氏寄贈 C-508 | |
| 重文 | 両界曼荼羅図 | 2幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 香川・極楽寺蔵 | |||
| 五大尊像 | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-12064 | ||||
| おすすめ | 重文 | 不動明王像 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 愛知・甚目寺蔵 | ||
| おすすめ | 国宝 | 十二天像（羅刹天） | 1幅 | 平安時代・9世紀 | 奈良・西大寺蔵 | ||
| 重文 | 十二天像（毘沙門天） | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 滋賀・聖衆来迎寺蔵 | |||
| 重文 | 十二天像（日天） | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 滋賀・聖衆来迎寺蔵 | |||
| 聖観音像 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-167 | ||||
| 文殊菩薩像 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | 松永安左エ門氏寄贈 A-10578 | ||||
| 三部四処輪図 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | A-10407 | ||||
| 高野四所明神像 | 1幅 | 室町時代・16世紀 | A-9560 | ||||
| 国宝 | 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡天川村金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | ||
| 往生要集絵巻 巻第四 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | 個人蔵 | ||||
| おすすめ | 重文 | 平行政願文 | 1巻 | 世尊寺定成筆 | 鎌倉時代・弘安7年(1284) | B-19 | |
| 紺紙金字無量義経（平基親願経） | 1巻 | 平安時代・治承2年(1178) | B-3098 | ||||
| 紺紙金字一字宝塔法華経 法師品断簡（太秦切） | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-1643 | ||||
| おすすめ | 重文 | 宝篋印陀羅尼経 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | 大阪・金剛寺蔵 | ||
| おすすめ | 重文 | 金光明経巻第二、巻第四（目無経） | 1巻 | 鎌倉時代・12世紀 | B-3177 | ||
| 華厳経断簡（目無経） | 1巻 | 鎌倉時代・12世紀 | B-2392 | ||||
| 蝶鳥下絵法華経断簡 | 1幅 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||||
| 色紙華厳経断簡（泉福寺経） | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 筒井邦子氏寄贈 B-3216 | ||||
| おすすめ | 国宝 | 金銅能作生塔 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 奈良・長福寺蔵 | ||
| 銀装水晶五輪塔形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | 山形・慈光明院蔵 | ||||
| 金銅火焔宝珠形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19893 | ||||
| 火焔宝珠形舎利容器 | 1基 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19894 | ||||
| 銅舎利容器 | 1口 | 室町時代・明徳2年(1391) | E-15200 | ||||
| 金銅装水晶五輪塔形舎利容器 | 1基 | 室町時代・15世紀 | E-19838 | ||||
| 金銅舎利塔 | 1基 | 江戸時代・17世紀 | 奈良・薬師寺蔵 |