書画の展開―安土桃山～江戸
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松梅孤鶴図（部分） 伊藤若冲筆 江戸時代・18世紀 植松嘉代子氏寄贈
本館 8室
2016年1月26日（火） ～ 2016年3月6日（日）安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙を祖とする円山派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆（信尹・光悦・昭乗）が新しい書風を打ち立て、黄檗 の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展 示します。
絵画は、ユニークな形が画面内で躍動する若冲画や月夜の梅のシルエットが味わい深い梅関画など、季節に因んだ梅図を中心に展示します。書跡は、江戸時代前期の武家の書を中心に展示します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 梅に鴬図 | 3幅 | 狩野常信筆 | 江戸時代・17～18世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 鶴図 | 2幅 | 伊藤若冲筆 | 江戸時代・18世紀 | 個人蔵 | |||
| おすすめ | 松梅孤鶴図 | 1幅 | 伊藤若冲筆 | 江戸時代・18世紀 | 植松嘉代子氏寄贈 A-11851 | ||
| 紅梅椿図 | 1幅 | 佐竹義躬筆 | 江戸時代・18世紀 | A-1198 | |||
| 月梅図 | 1幅 | 岸駒筆、松平定信賛 | 江戸時代・19世紀 | A-1309 | |||
| 梅図 | 1幅 | 菅井梅関筆、宮本篁村賛 | 江戸時代・19世紀 | A-1074 | |||
| 重美 | 士農工商図屏風 | 6曲1双 | 狩野探幽筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| 見立業平涅槃図 | 1幅 | 英一蝶筆 | 江戸時代・18世紀 | A-11615 | |||
| 山水人物花鳥図巻 | 1巻 | 狩野安信筆 | 江戸時代・17世紀 | 東京・大倉集古館蔵 | |||
| 重美 | 蘭亭曲水図巻 | 1巻 | 中山高陽筆 | 江戸時代・安永7年(1778) | 個人蔵 | ||
| おすすめ | 瀟湘八景詩歌巻 | 1巻 | 道晃法親王筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||
| 服深衣議 | 1巻 | 朱舜水筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1391 | |||
| 色紙三十六歌仙図屏風 | 6曲1双 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | ||||
| 重美 | 和歌懐紙「詠菊有新花」 | 1幅 | 東山天皇筆 | 江戸時代・元禄4年(1691) | 個人蔵 | ||
| 短冊 「鵆なく川邊のちはら」 | 1幅 | 豊臣秀頼筆 | 江戸時代・17世紀 | 久世民榮氏寄贈 B-3394 | |||
| 書状 | 1幅 | 近衛信尋筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2768 | |||
| 和歌色紙「寄竹祝」 | 1幅 | 徳川家光筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1708-2 | |||
| 消息 | 1幅 | 伊達政宗筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 書状 | 1幅 | 池田光政筆 | 江戸時代・17世紀 | B-1668-2 | |||
| 書状 | 1幅 | 徳川光圀筆 | 江戸時代・17世紀 | B-2888 | |||
| 詩懐紙「口占寄朝鮮朴秀才」 | 1幅 | 林羅山筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 詩懐紙「夏日賦納涼」 | 1幅 | 藤原惺窩筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 | |||
| 一行書「其疾如風」 | 1幅 | 熊沢蕃山筆 | 江戸時代・17世紀 | 個人蔵 |