宮廷の美術―平安～室町
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重要文化財 釈教三十六歌仙絵巻（部分） 南北朝時代・14世紀
本館 3室
2014年1月2日（木） ～ 2014年2月9日（日）平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品や、宮廷貴族の調度品として用いられ、鑑賞された工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界を紹介します。
今回、絵画は特別展「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」にも出陳される釈教三十六歌仙絵巻と、「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」に関連して七十一番職人歌合絵巻（模本）を展示します。書跡は新春特別公開「元暦校本万葉集」と万葉集の断簡を中心にご紹介します。
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| おすすめ | 重文 | 釈教三十六歌仙絵巻 | 1巻 | 南北朝時代・14世紀 | A-10486 | ||
| 重文 | 釈教三十六歌仙絵巻断簡（玄賓僧都） | 1幅 | 南北朝時代・14世紀 | A-10485 | |||
| 七十一番職人歌合絵巻模本 上巻 | 1巻 | 伝狩野晴川院（養信）・狩野勝川院（雅信）模 | 江戸時代・弘化3年(1846) | A-2424-1 | 3巻のうち | ||
| おすすめ | 国宝 | 万葉集（元暦校本）巻第九 | 1帖 | 平安時代・11世紀 | B-2530-9 | 新春特別公開 ～2014年1月13日 | |
| おすすめ | 国宝 | 万葉集（元暦校本）巻第二十 | 1帖 | 平安時代・11世紀 | B-2530-20 | 新春特別公開 ～2014年1月13日 | |
| おすすめ | 重文 | 催馬楽抄 | 1巻 | 平安時代・11世紀 | B-1713 | 2014年1月15日～ | |
| 重美 | 万葉集巻第四断簡（栂尾切） | 1幅 | 源兼行筆 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||
| 万葉集切（藍紙本） | 1幅 | 藤原伊房筆 | 平安時代・11世紀 | B-2450 | |||
| 万葉集切 | 1幅 | 伝源俊頼筆 | 平安時代・12世紀 | 筒井邦子氏寄贈 B-3223 | |||
| 万葉集切（天治本）「わかせこか」 | 1幅 | 伝藤原基俊筆 | 平安時代・12世紀 | 植村和堂氏寄贈 B-3278 | |||
| 松枝双鳥鏡 | 1面 | 山形県鶴岡市羽黒山御手洗池出土 | 平安時代・12世紀 | E-15399 | |||
| おすすめ | 蓬莱鏡 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19965 | |||
| 橘樹亀鶴柄鏡 | 1面 | 室町時代・16世紀 | E-18006 |