仏教の美術 ―平安～室町
-
本館 3室
2009年10月20日（火） ～ 2009年11月29日（日）仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本美術史上の古典期とも称しうる平安後期を代表する名品が数多く含まれます。鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。ここでは仏教美術の盛期である平安時代から鎌倉時代までの作品に、南北朝・室町時代の遺品を加えて展示します。／担当研究員：高橋裕次(日本書跡・歴史資料) 小林達朗（日本絵画) 岩佐光晴(日本彫刻) 加島勝(東洋工芸) 丸山士郎(日本彫刻)
| 指定 | 名称 | 員数 | 作者・出土・伝来 | 時代・年代世紀 | 所蔵者・寄贈者・列品番号 | 備考 | |
| 愛染明王坐像 | 1躯 | 康円作 | 鎌倉時代・文永12年(1275) | 京都・神護寺蔵 | |||
| 十六羅漢像（第十二尊者） | 1幅 | 平安時代・11世紀 | A-11085-4 | ||||
| 仏眼曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | 東京・品川寺蔵 | ||||
| 准胝観音像 | 1幅 | 平安時代・12世紀 | 田中親美氏寄贈 A-11796 | ||||
| 当麻曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-6 | ||||
| 日吉山王本地仏曼荼羅図 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-1227 | ||||
| 子島荒神像 | 1幅 | 室町時代・15世紀 | A-34 | ||||
| 華厳五十五所絵巻（普賢菩薩） | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-10493 | ||||
| 過去現在因果経断簡（一） | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-10445-1 | ||||
| 過去現在因果経断簡(二) | 1幅 | 鎌倉時代・13世紀 | A-10445-2 | ||||
| 拾遺古徳伝絵巻断簡 | 1幅 | 鎌倉時代・14世紀 | A-12114 | ||||
| 線刻蔵王権現像 | 1面 | 奈良県吉野郡吉野町金峯山出土 | 平安時代・長保3年(1001) | 東京・西新井大師総持寺蔵 | |||
| 拾遺古徳伝絵巻 巻第3 | 1巻 | 鎌倉時代・元亨3年(1323） | 茨城・常福寺蔵 | ||||
| 法華経法師功徳品第十九 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-2500 | ||||
| 紺紙金字一字宝塔法華経（薬王本事品）断簡 | 1巻 | 平安時代・12世紀 | B-1643 | ||||
| 大内版法華経 | 1巻 | 室町時代・15世紀 | 近藤清石氏・宮川臣吉氏寄贈 B-1665-2 | ||||
| 法華経巻第六（色紙） | 1巻 | 平安時代・12世紀 | 和歌山・金剛峯寺蔵 | ||||
| 蝶鳥下絵法華経断簡 | 1幅 | 平安時代・11世紀 | 個人蔵 | ||||
| 銅錫杖頭 | 1頭 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15261 | ||||
| 金銅尾長鳥文華鬘 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15536 | ||||
| 金銅蓮華文華鬘 | 1面 | 室町時代・15世紀 | 滋賀・神照寺蔵 | ||||
| 銅鰐口 | 1口 | 南北朝時代・応安7年(1374) | E-14554 | ||||
| 金銅仏餉鉢 | 1口 | 鎌倉時代・13世紀 | E-19935 | ||||
| 金銅孔雀文磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | 内藤堯宝氏寄贈 E-19941 | ||||
| 金銅蓮華形磬 | 1面 | 鎌倉時代・13世紀 | E-15271 |