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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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展示室の閉室のお知らせ

2018年6月25日(月)~2018年7月9日(月)まで、本館1階 13室・14室は展示環境改善ため閉室いたします。

2018年12月10日(月)~2019年1月1日(月・祝)まで、本館2階 日本美術の流れは展示環境改善ため閉室いたします。


2階 日本美術の流れ

  
1室  2018年1月2日(火) ~ 2018年7月16日(月)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代では土器や土偶、弥生時代では土器や銅鐸、古墳時代では埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴を紹介します。

  
1室  2018年5月29日(火) ~ 2018年7月1日(日)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。飛鳥時代の特色を顕著に示す如来立像や、天平12年5月1日光明皇后発願になる仏説宝雨経などを展示します。

  
2室  2018年6月5日(火) ~ 2018年7月8日(日)

和歌体十種は、『古今和歌集』の撰者の一人で、また三十六歌仙にも数えられる平安中期の歌人、壬生忠岑(みぶのただみね)が著したと伝えられる歌論書です。和歌を、神妙体(しんみょうたい)など十種に類別して、それぞれ5首ずつの例歌と、短い漢文の説明文をつけたものです。この歌論書については、藤原清輔(ふじわらのきよすけ)の『奥義抄(おうぎしょう)』、『和歌現在書目録』などにも書かれており、当時からかなり尊重された書物であったことがわかります。巻末には、江戸時代の初期に活躍した鑑定家古筆了佐(こひつりょうさ、1572~1662)によって、平安中期から後期にかけて活躍した歌人である藤原忠家(ただいえ、1033~91)の筆跡とする鑑識語が加えられていますが、現在忠家の筆と確認される筆跡はなく、確証はありません。書風は、「高野切(こうやぎれ)第一種」(国宝・高知県蔵)や「歌仙歌合(うたあわせ)」(国宝・和泉市久保惣記念美術館蔵)によく似た優美で流麗なものです。さらに、藍と紫の繊維を漉き込んだ大ぶりな飛雲(とびくも)料紙は、「高野切第三種」と同筆の「法輪寺切」の料紙に似ていることなどから、「高野切」の書写された11世紀半ばから後半にかけての書写、つまり忠家の活躍した時期の執筆と推定されます。

  
3室  2018年5月29日(火) ~ 2018年7月1日(日)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。その内容は多岐にわたり、各時代ごとに特色ある作品が生み出されました。絵画は般若経関係の作例として釈迦十六善神像や、普段柵越しにしか見ることのできない、旧十輪院経蔵の四方の腰に嵌められた石に施された十六善神の線彫りの拓本などを展示します。
書跡は、平安から鎌倉にかけて盛んに発願・転写された大般若経や曹洞宗の祖である道元の伝記などを展示します。彫刻は平安時代後期の顕著な作風を示す地蔵菩薩立像を展示します。金工は引き続き羯磨曼荼羅の数少ない現存例である那智山出土の作例を展示します。

  
3室  2018年5月29日(火) ~ 2018年7月1日(日)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。
今回は、合戦絵巻の代表作とも言える名品「後三年合戦絵巻」や、さまざまな散らしの古筆などをご紹介します。

  
3室  2018年5月29日(火) ~ 2018年7月1日(日)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響 を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。
ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2018年6月19日(火) ~ 2018年9月9日(日)

日本の伝統文化代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。床に飾る掛け軸、花入、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、夏の風炉の茶事を想定しながら取り合わせて展示します。

  
5室・6室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月16日(月)

鎌倉時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。
刀剣は、5月15日(火)から、奥州伊達家伝来の青江次直の短刀とその合口など、刀身に刀装が付属するものは同時に展示し、さらに糸巻太刀など様々な形式や時代の刀装を展示します。甲冑は、兜と袖を完備した室町時代の典型的な胴丸である「黒韋肩妻取威胴丸」など、大鎧、腹巻、当世具足の各種の作品や兜を展示します。

  
7室  2018年5月29日(火) ~ 2018年7月1日(日)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。
今回は、安土桃山~江戸時代に活躍した絵師・狩野山楽(1559~1635)の代表作をお楽しみいただきます。

  
8室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月22日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を展示します。初夏の草花を表わした作品や、夏に因み涼しさを感じさせる水辺の意匠などの品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2018年6月5日(火) ~ 2018年7月1日(日)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画の前半部分は7室で展示する安土桃山時代の絵師・狩野山楽の代表作に関連して、山楽の子・山雪やそれに続く京狩野の名品を紹介し、後半は初夏の季節に合わせた展示を行います。書跡は、江戸時代前期の公家や茶人の書を中心に展示します。

  
9室  2018年6月19日(火) ~ 2018年8月19日(日)

能楽(猿楽)は江戸時代に幕府の式楽となり大名家で折々の行事に演じられました。大名家における能楽を江戸時代を中心とする面・装束の展示を通して能舞台風に再現します。今回は弁慶と牛若丸が登場する「橋弁慶」をテーマに、能面・能装束を展示。当館所蔵『能狂言絵巻』に描かれる「橋弁慶」を面・装束とともに展示し、江戸時代における演能がイメージできるように紹介します。

  
10室  2018年6月5日(火) ~ 2018年7月1日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみでしたが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。今回は、錦絵成立以前の多色摺り版画であるやわらかい色彩の紅摺絵をはじめとして、菖蒲や夕立、山王祭など初夏の季節感をともなう錦絵や肉筆作品を中心に展示します。

  
10室  2018年6月19日(火) ~ 2018年8月19日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませてください。今回は夏の季節に合わせて、夏に着用する帷子のほか、団扇やガラス製の櫛・笄・簪といった小物と、季節に合わせた意匠の印籠・根付を紹介します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2018年4月24日(火) ~ 2018年7月22日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。

  
特別1室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月1日(日)

高野切は、平安時代・11世紀半ばに書写された『古今和歌集』の現存最古の写本です。平安時代に書写された仮名の最高峰であり、現代のひらがなの美しい形のもととなるもので、日本の書の歴史において基本中の基本とされる重要な作品です。本特集ではまず、高野切の仮名の世界をじっくりとご覧いただきます。そして、高野切の三人の筆者によるほかの作品を展示するとともに、高野切に類似する同時代の仮名もご紹介します。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2018年5月8日(火) ~ 2018年7月22日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。

  
12室  2018年4月10日(火) ~ 2018年7月1日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。平安時代前期まで遡る非常に稀少な名品である国宝「海賦蒔絵袈裟箱」や、複雑な蒔絵技法を駆使して歌枕を表現した重要文化財「男山蒔絵硯箱」など、各時代の特色がよく現れた作品を中心にごらんいただく展示します。

  
13室  2018年4月10日(火) ~ 2018年6月24日(日)

古代・中世・近世と時代の流れに沿いながら、仏具・釜・鏡・七宝・錺金具・置物などを展示します。金や銀、銅、鉄といった金属素材の美しさと、緻密で大胆かつ自由な表現を堪能し、それぞれの作品が持つ魅力に触れてください。現存最古の年紀を持つ鰐口や蝶をかたどった磬、身近な動植物を題材にとった江戸時代の自在置物や鏡など、それぞれの時代のユニークな造形を紹介します。

  
13室  2018年4月10日(火) ~ 2018年6月24日(日)

古青江正恒の太刀、備前一文字派を代表する刀工、吉房の代表作の太刀など、鎌倉時代から江戸時代に至る、各国の代表的な流派の刀剣を16口を展示します。刀装具は4月17日から、室町時代から江戸時代に至る、桜や蝸牛など春から初夏の季節にふさわしい題材の鐔・小道具を展示します。

  
13室  2018年5月22日(火) ~ 2018年6月24日(日)

奈良時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して展示します。
長次郎と常慶、中国の青花と日本の染付(初期伊万里)を並べて展示します。

  
14室  2018年4月24日(火) ~ 2018年6月24日(日)

茶の湯の茶碗のなかでも、日本国内で作られた茶碗、いわゆる「和物茶碗」の展示です。和物茶碗は、喫茶の風とともに中国から取り入れられた精美な唐物茶碗や、室町時代後期に美意識の変化に伴って茶の湯の茶碗に見立てられるようになった高麗茶碗とは異なり、安土桃山時代に大成された侘茶のために創作され、多様に展開していきました。この特集では、館蔵品・ご寄託品による美濃、樂、京焼、唐津、高取といった各地の和物茶碗を一堂に集め紹介します。

  
15室  2018年5月15日(火) ~ 2018年7月8日(日)

鷗外森林太郎は大正6年(1917)12月末に帝室博物館総長に就任し、翌7年(1918)1月から本格的に執務を始めました。すでに鷗外研究の中で総長在任中の業績については知られてきましたが、ここ数年来の調査によって、館蔵資料の各所に鷗外の筆跡が残されていることが判明しています。
この特集では「帝室博物館書目解題」「鑑査会議」など学芸関係の仕事や館運営の実務に関わる書類や書籍にさりげなく書き込まれた鷗外の筆跡と学術書などに寄せて巻頭を飾った自筆の題や序文などを多数紹介します。解説には当時の鷗外の日記や書簡を紹介し、館での仕事ぶりとの関連を明らかにします。  

  
16室  2018年5月22日(火) ~ 2018年8月5日(日)

琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげました。当館の琉球資料は、1884(明治17)年に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いものです。また平成10年度に寄贈を受けた大和良子氏の奄美大島のノロ資料は、伝来資料として極めて希少性が高く、まとまった作品群として展示することで資料効果が得られます。  
今回は琉球の生活の道具に注目し、日々の暮らしで用いられた品々を中心に展示し、沖縄を含む南西諸島で今も息づく伝統的な巫者であるノロを取り上げます。

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2018年6月19日(火) ~ 2018年9月9日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。
日本画の前半は、明治から大正にかけて描かれた雨の情景や、初夏の光景をとらえた作品を展示し、後半は日本美術院を代表する画家たちのさまざまな人物画を展示します。洋画は日本の近代油彩画における先駆者である川村清雄や高橋由一をはじめとした明治期の風景描写の展開を、工芸は、明治時代の作品を集中的に陳列し、世界の人々を驚かせた技術の粋を紹介します。

親と子のギャラリー トーハク×びじゅチューン! なりきり日本美術館」関連作品
重要文化財 麗子微笑/冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏/名所江戸百景・大はしあたけの夕立

 

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2019年4月7日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2017年4月18日(火) ~ 2018年8月5日(日)

今回の工程見本は、沖縄の紅型をテーマに制作しました。原品の「紅型衣装 白木綿地牡丹模様」は、白地に牡丹の花・蕾・葉を密に染め出した作品です。複雑な模様構成や鮮やかな色使いには、19世紀の沖縄・琉球王朝下に花開いた染色技術の粋が尽くされています。この精緻な花びらや葉の形を染め出す技術とは、また、鮮やかな発色を可能にするメカニズムとは、どのようなものなのでしょうか?この度の展示は、これらの疑問に模作の制作を通して迫ろうとする試みです。

1階 企画展示

  
特別4室・特別5室  2018年7月24日(火) ~ 2018年9月9日(日)

2018年夏休みは、NHK Eテレ「びじゅチューン!」とのコラボレーション企画。
「冨嶽三十六景・神奈川沖浪裏」や「見返り美人図」、「麗子微笑」など、「びじゅチューン!」で歌になったトーハク所蔵のびじゅつ作品の複製や映像を使った体験型展示を行います。