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本館

本館(日本ギャラリー)2階は、縄文時代から江戸時代まで、時代を追って展示する「日本美術の流れ」。国宝や重要文化財などの名品でたどる「ほんもの」の美術史をお楽しみください。1階は彫刻、陶磁、刀剣など、ひとつの分野の作品をじっくりご覧いただける分野別展示と企画展示で構成されています。

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2階 日本美術の流れ

  
1室  2017年7月19日(水) ~ 2017年12月25日(月)

日本美術をたどる導入として、主に仏教文化定着以前の縄文・弥生・古墳時代を代表する作品を展示します。縄文時代では土器や土偶、弥生時代では土器や銅鐸、古墳時代では埴輪や銅鏡などを展示し、それぞれの文化や時代の特徴を紹介します。

  
1室  2017年8月22日(火) ~ 2017年10月1日(日)

6世紀半ば、欽明天皇の時代に百済から釈迦金銅仏、経論、幡がもたらされ、しばらくして百済から仏教寺院や 仏教美術に関わるさまざまな技術者が来日します。日本の文化は仏教の受容とともに飛躍的に進歩して、奈良時代には東大寺の大仏鋳造が国家的事業として営まれるまでに至ります。
那智山経塚から出土した金銅仏である薬師如来立像や、京都・高山寺に伝来した木心乾漆造である日光菩薩坐像、磨国の有志が結縁して書写した経典、奈良時代の特色を示す金銅鉢などを展示します。

  
2室  2017年8月1日(火) ~ 2017年8月27日(日)

当館に伝わる国宝『延喜式』は、一度使用した紙を再利用して書写されています。そのため、紙の裏面(紙背)にはさまざまな文書があり、それを紙背文書と呼びます。今回はその中から、仮名で書かれた手紙(仮名消息(かなしょうそく))を中心にご覧いただきます。
 『延喜式』とは、平安時代に律令制(りつりょうせい)を運用するための細則をまとめたものです。本作は、九条家に伝来した『延喜式』現存最古の写本で、全50巻中27巻が残されています。
 紙背文書には、『弘仁式(こうにんしき)』や交替実録帳(こうたいじつろくちょう)など、古代史研究の上で重要な史料がたくさんあります。そのうち仮名消息は、全28巻のうち、本巻第四に1通、巻第二十に2通、巻第三十一に2通の合計5通が知られています。これらの仮名消息は、平安時代・11世紀のものと考えられ、仮名の名品である「高野切(こうやぎれ)本古今和歌集」と同じ頃に記されています。仮名消息は個人的な手紙ですので、「高野切本古今和歌集」と比べると、自由にのびやかに筆を運んでいます。仮名消息のほか、さまざまな紙背文書から、平安時代の貴族の息遣いを感じてください。

  
3室  2017年8月22日(火) ~ 2017年10月1日(日)

仏教美術は日本美術を代表するジャンルの一つです。とくに平安後期の仏教美術の遺品には、日本的な仏教美術の美しさを極めた名品が数多く含まれます。絵画は鎌倉時代に入ると、仏教美術は鎌倉新仏教の興隆や禅宗の導入、あるいは新たな中国美術の影響などにともない題材、技法、様式の面で変化しますが、前代同様に優れた作品が盛んに制作されました。絵画は衣服の装飾が美しい普賢十羅刹女像や、彩色が優れている遊行上人伝絵巻など、書跡は料紙に装飾のある作品を展示などを紹介します。

  
3室  2017年8月22日(火) ~ 2017年10月1日(日)

平安から室町時代の美術にはそもそも宮廷貴族が強く関与し、その好尚を反映したものが多く、日本美術史に果たした貴族の役割はきわめて大きいものがありました。宮廷貴族の手によってつちかわれたやまと絵や書の作品、そして宮廷貴族の調度品として用いられた工芸品は後代まで強い影響力をもち、日本美術の重要な位置を占めています。ここでは、平安から室町までの宮廷に源を発する美術の世界をご覧いただきます。今回は、国宝室での「一遍聖絵」の公開(8月29日~9月24日)に合わせ、「遊行上人縁起絵」を陳列するとともに、『古今和歌集』と古今伝授書などを紹介します。

  
3室  2017年8月22日(火) ~ 2017年10月1日(日)

鎌倉時代からはじまる禅宗の本格的な導入にともない、絵画では中国の宋・元の絵画の影響を受けて水墨画が成立します。また書の分野でも、中国禅僧の書の影響を受けて、日本禅僧による個性ゆたかで気魄に満ちた作風を示す墨跡が生まれました。ここでは鎌倉時代から室町時代の水墨画、墨跡等を展示します。

  
4室  2017年6月13日(火) ~ 2017年9月18日(月)

日本の伝統文化代表する茶の湯のなかで生まれた美術を紹介します。 床に飾る掛け軸、花生、茶碗、釜、水指といった喫茶にかかわる道具、さらに茶の湯の食事に用いられる懐石具など、唐物を中心に夏の茶事を想定しながら取り合わせて展示します。

  
5室・6室  2017年6月6日(火) ~ 2017年8月27日(日)

鎌倉時代から江戸時代までの武士が用いた、刀剣・刀装・甲冑・馬具・装束や武士の肖像画・書状などを展示します。
刀剣は、6月13日(火)から、「北条太刀」と号のある兵庫鎖太刀など、刀身に刀装が付属するものは同時に展示し、さらに糸巻太刀、打刀など様々な形式や時代の刀装を展示します。甲冑は、当館の作品のなかでも華やかな配色が特徴の「紅糸威二枚胴具足」など、大鎧、腹巻、当世具足の各種の作品や兜をご紹介します。

  
7室  2017年8月8日(火) ~ 2017年9月18日(月)

室内を仕切ることにより場を作り出し、空間を演出する機能をもつ屏風や襖には、権力を象徴し、場を荘厳するなどの目的のために、絵が描かれたり、書が揮毫されたりしました。ここでは安土桃山時代から江戸時代の屏風を展示し、これら大画面の作品によって生み出される空間の効果を感じ取っていただきます。
今回は、初期文人画家彭城百川の代表作を中心にご覧いただきます。

  
8室  2017年8月1日(火) ~ 2017年10月22日(日)

安土桃山から江戸時代にかけて、人々の身の回りを飾ってきたさまざまな調度類を展示します。季節に合わせ、菊や薄・萩・桔梗等の秋草、紅葉など秋に因んだ意匠などの品々を通して、往時の人々の暮らしぶりに思いを馳せていただきます。

  
8室  2017年8月8日(火) ~ 2017年9月18日(月)

安土桃山時代から江戸時代の絵画は、永徳や探幽をはじめとする狩野派を中心に、宗達・光琳・抱一らの琳派、大雅・蕪村らの南画派、応挙・呉春を祖とする円山派・四条派、 若冲・芦雪・蕭白らの個性派の画家たちを輩出し、百花繚乱の相を呈しました。書は、江戸時代初期の三筆(信尹・光悦・昭乗)が新しい書風を打ち立て、黄檗の三筆らがもたらした中国書法が、江戸時代中期以降、唐様の書として流行しました。ここでは安土桃山時代から江戸時代に多様な展開を遂げた絵画と書跡を展示します。
今回、絵画は各派による龍図、妖怪や金魚・蛍など夏向きの作品を展示、書跡は、天下人や維新の三傑など著名人の書を展示します。

  
9室  2017年8月8日(火) ~ 2017年10月15日(日)

夏休みにかかるこの時期にあわせて、子どもにも親しみやすい「狂言」をテーマに展示します。館蔵品の中から江戸時代のユーモラスな表情の狂言面と、室町時代の庶民の衣服形態を伝統として伝える「肩衣」や「直垂」「素襖」といった装束を展示し、狂言のデザインからその喜劇的な特色を紹介します。

  
10室  2017年8月8日(火) ~ 2017年9月3日(日)

江戸時代の庶民の姿を描いた浮世絵は、江戸時代初期には絵師自身の手になる肉筆画のみであったが、後には大量生産が可能な版画が生み出され、さらに彫りと摺りに工夫を凝らして多色摺りの錦絵が誕生しました。今回は、夏の衣装や夜の涼み、「名所江戸百景」の夏の部など夏にちなんだ版画作品を中心に、菱川師宣の屏風や懐月堂派の立美人図など肉筆浮世絵の優品を加えて展示します。

  
10室  2017年8月8日(火) ~ 2017年10月15日(日)

江戸時代の小袖・振袖・打掛のほか、帯や櫛・笄・簪など、町方の女性たちのトータルファッションを展示します。同じ部屋に展示される浮世絵の美人画と見比べながら、江戸時代のファッションの流行にイメージを膨らませていただく展示です。今回は晩夏から初秋の季節に合わせ、夏に着用する帷子、単衣のほか、重陽の節供に合わせて菊の模様を中心とした小袖、振袖などを展示します。また、季節の意匠をあしらった印籠・根付を展示します。

2階 企画展示

  
高円宮コレクション室  2017年8月1日(火) ~ 2017年10月22日(日)

故高円宮殿下が妃殿下とともに蒐集された、現代根付を展示します。現代根付には象牙や黄楊などの伝統的な素材の他にさまざまな材料が用いられており、一つ一つに斬新な創意と工夫が凝らされています。主だった作家や素材を網羅する殿下のコレクションを公開し、現代根付の多様なすがたを紹介します。 

  
特別1室  2017年8月29日(火) ~ 2017年10月9日(月)

近衞信尹(1565~1614)は、本阿弥光悦、松花堂昭乗とあわせて、「三筆」(いわゆる「寛永の三筆」)に称えられます。上代様を基礎にして、雄渾な独特の和様の筆致である信尹の書風は、三藐院流と呼ばれて流行しました。
本特集では、近衞信尹の書の魅力を紹介するとともに、信尹の書風を引き継ぐ近衞信尋ほか三藐院流の書を展示します。

1階 ジャンル別展示

  
11室  2017年7月25日(火) ~ 2017年10月22日(日)

江戸時代以前の日本の彫刻は、寺院や神社に安置された仏像、神像、肖像で占められています。その素材は木が圧倒的に多いことが日本の大きな特色です。飛鳥時代、奈良時代は都のあった奈良とその周辺地域以外の作例は限られますが、平安時代以降は仏教の普及とともに全国的に造像が展開します。鎌倉時代になると、仏師運慶らによる写実的な作風の像がつくられるようになり、南北朝以降にも継承されました。この部屋では平安から鎌倉時代の木彫像を中心に展示し、日本彫刻の魅力をご覧いただきます。

  
12室  2017年6月20日(火) ~ 2017年9月24日(日)

平安時代から江戸時代に至る各時代の蒔絵作品を展示します。日本で独自の発展をとげた漆芸技法である蒔絵をとりあげ、その歴史をたどるとともに、蒔絵の魅力と漆芸の美に親しんでいただきます。平安時代後期から鎌倉時代にかけて盛行した沃懸地螺鈿の傑作である重要文化財「獅子螺鈿鞍」や、和歌を表現した文学意匠の名品である重要文化財「砧蒔絵硯箱」など、各時代の特色がよく現れた作品を中心にご覧いただきます。

  
13室  2017年6月13日(火) ~ 2017年9月18日(月)

古代・中世・近世と時代の流れに沿いながら、仏具・釜・鏡・七宝・錺金具・置物などの分類ごとに展示をします。金や銀、銅、鉄といった金属素材の美しさと、緻密で大胆かつ自由な表現を堪能し、それぞれの作品が持つ魅力に触れていただきます。日本の鰐口として現存最古の紀年銘を持つ「銅鰐口」や、同じく笈として最古の「金銅板装笈」をはじめとして、平安時代から江戸時代までの優品を紹介し、金属工芸の歴史を概観します。 

  
13室  2017年7月19日(水) ~ 2017年10月15日(日)

「水龍剣」と号のある奈良時代の直刀や、三条宗近の代表作である名物「三日月宗近」など、奈良時代から江戸時代に至る、各国の代表的な流派の刀剣16口を展示します。刀装具は、蟹や魚など夏の意匠の作品と、月に兎などをモチーフにした作品を展示し、夏から秋を迎える展示期間にふさわしい鐔・小道具を紹介します。

関連リンク
<1089ブログ>  三日月宗近を見る

  
13室  2017年6月13日(火) ~ 2017年9月3日(日)

平安時代から江戸時代までの日本陶磁史を概観します。古代・中世、茶陶、京焼、伊万里と時代の流れに従いながら産地や様式で分類して展示します。今回は、地方窯の染付も展示します。

  
14室  2017年5月23日(火) ~ 2017年8月27日(日)

雅楽の一種で、舞を伴う舞楽に用いるのが舞楽面、練供養や、これに類似した法会に用いた仮面を行道面といいます。奈良・手向山八幡宮、愛知・熱田神宮、愛知・真清田神社などが所蔵の舞楽面、和歌山・丹生都比売神社伝来の舞楽面と行道面を展示し、古代、中世の芸能の多様性と、仮面の彫刻的魅力に触れていただきます。

  
15室  2017年8月8日(火) ~ 2017年10月1日(日)

東京国立博物館には、歴史を伝える作品や資料が多く伝来します。これらは江戸幕府から引き継がれたものを基礎に、明治5年(1872)の博物館創立当時から、博覧会の開催や文化財調査を通じて収集されてきたものです。
今回は、徳川将軍家の栄華の跡を伝える資料を中心に展示します。また、幕末から明治以降に撮影された厖大な古写真コレクションから、将軍の御座船や江戸城、寛永寺の様相がうかがえる写真を紹介します。 

  
16室  2017年6月13日(火) ~ 2017年9月3日(日)

琉球王国は15世紀以降南西諸島を治め、中国や日本そして朝鮮半島や東南アジアと関係を結ぶなかで、独特な文化をつくりあげました。当館の琉球資料は、 1884(明治17)年に当時のドイツ政府の依頼をきっかけに、農商務省が沖縄県から購入した資料や寄贈をうけた個人コレクションからなっており、生活用 具をはじめ、絵画や文書そして古写真も含まれる幅広いものです。 今回は琉球の生活の道具に注目し、日々の暮らしで用いられた品々を中心に展示します。

関連展示
みどりのライオン体験コーナー 「紅型ができるまで」
本館 19室   2017年4月18日(火) ~ 2018年3月31日(土)

  
17室  2014年4月15日(火) ~ 2018年4月8日(日)

当館の保存と修理には、「臨床保存」という考え方のもと、「診断」「予防」「修理」の3つの活動があります。これらの活動を大画面スクリーンによる映像(約10分)で紹介します。「予防」の重要な空間である収蔵庫棚の状況も一部再現しました。さらに、書画、刀剣、漆工、染織などの分野で使用する道具や材料も展示します。

>>展示の詳細

  
18室  2017年8月22日(火) ~ 2017年10月1日(日)

明治・大正の絵画や彫刻、工芸を中心に展示します。明治5年(1872)の文部省博覧会を創立・開館のときとする当館は、万国博覧会への出品作や帝室技芸員の作品、岡倉天心が在籍していた関係から日本美術院の作家の代表作など、日本美術の近代化を考える上で重要な意味を持つ作品を数多く所蔵しています。これらによって明治、大正、そして昭和の戦前にかけての日本近代の美術を概観します。日本画は幕末から明治前期の作品とともに、とくに親しくともに影響し合った観山と春草、紫紅と靫彦の優品を対比することで、近代における画家たちの制作態度の一端をご覧ください。洋画は明治から大正期にかけて描かれた女性像の表現の変遷をご覧いただきます。 工芸は、明治時代における金工、陶磁、漆工の技術を駆使した作品を展示し、高度な技を基盤にした産業品としての工芸の様相をお楽しみください。

  
みどりのライオン 体験コーナー (教育普及スペース)
19室  2014年4月15日(火) ~ 2018年4月8日(日)

表慶館のライオン像をマスコットに、「みどりのライオン」と名づけた教育普及スペースです。伝統模様のスタンプでポストカードを作る「トーハクでデザイン」、作品の制作工程や技法がわかる「トーハクで○○ができるまで」、e国宝がさらに使いやすくなった「トーハクで国宝をさぐろう」、3Dの作品画像を自由に動かせる「トーハクをまわそう」など。5つの体験コーナーがあります。

  
19室  2017年4月18日(火) ~ 2018年3月31日(土)

今回の工程見本は、沖縄の紅型をテーマに制作しました。原品の「紅型衣装 白木綿地牡丹模様」は、白地に牡丹の花・蕾・葉を密に染め出した作品です。複雑な模様構成や鮮やかな色使いには、19世紀の沖縄・琉球王朝下に花開いた染色技術の粋が尽くされています。この精緻な花びらや葉の形を染め出す技術とは、また、鮮やかな発色を可能にするメカニズムとは、どのようなものなのでしょうか?この度の展示は、これらの疑問に模作の制作を通して迫ろうとする試みです。

1階 企画展示

  
特別4室・特別5室  2017年7月4日(火) ~ 2017年9月3日(日)

夏休みは、日本美術を代表する名作で遊んでみませんか。
トーハク所蔵の名品「松林図屏風」およびフリーア美術館所蔵(アメリカ)の「群鶴図屏風」の複製と映像のインスタレーションにより、屏風絵の世界を体感できる新しい展示を行います。