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メールマガジン

2018年

5月 (2018年5月1日)

TNM―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2018年5月1日
No.783:GW期間中の見どころをチェック!
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ゴールデンウィークも折り返し地点に。
トーハクでは特別展「アラビアの道」(~5月13日<日>)のほか、
特別展「名作誕生―つながる日本美術」が開催中です。
雪舟も! 等伯も! 若冲も!! 日本美術史に名を残す傑作ばかりが
集まった本展覧会、トーハクだからこそかなった名品展です。
総合文化展も、和物茶碗の特集展示や前回ご紹介した
親と子のギャラリーなど、見どころ多数。
つつじが見ごろを迎えた庭園では、新緑の散策をお楽しみいただけます。
連休中、ぜひ、トーハクへおでかけください。


《目次》
1. 特集「和物茶碗の世界―美濃、樂、京焼、唐津、高取」
2. トーハクの人気者、サルの埴輪
3. [予告] 特集「ひらがなの美―高野切―」
4. 催し物情報
5. 展示替え情報
6. トーハクからのお知らせ


1. 特集「和物茶碗の世界―美濃、樂、京焼、唐津、高取」
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~6月24日(日) 本館14室

日本国内で作られた茶碗を「和物茶碗」と呼んでいます。
和物茶碗は、安土桃山時代に大成された「侘茶(わびちゃ)」の
ために創作され、展開していきました。

そんなバックグラウンドをもつ和物茶碗は、
唐物(からもの)や高麗(こうらい)茶碗とも異なる魅力を
放っています。
たとえば、千利休の創意を受けて長次郎によって始められた樂(らく)、
自由な気風に富んだ美濃、朝鮮半島から渡来した技術によって
生まれた唐津や高取、華麗な絵付けの京焼。
ひとくちに「和物茶碗」といっても、実にバリエーション豊かです。
さて、どのお茶碗で一服したいですか?
展示室では、その多彩さにご注目いただき、存分に目移りをしながら
お気に入りのお茶碗を見つけてください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1913


2. トーハクの人気者、サルの埴輪
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~6月3日(日) 平成館考古展示室

平成館企画展示室では、親と子のギャラリー「サルのひろば」を開催中ですが、
こちらの展示ですっかりサルの魅力にとりつかれた方は、
ぜひ企画展示室のお向かい、考古展示室にお立ち寄りください。
考古展示室では、重要文化財「埴輪 猿」をご覧いただけます。

その背中には、何かが剥がれた痕があります。
もともとは何かが背中についていたようなのですが、
子ザルを背負ったサルの姿が思い浮かびませんか?
この埴輪、もとは親子のサルの埴輪だったと考えられています。
親ザルの少し傾げた頭は、子ザルを気づかい、
背中を見遣ったのかもしれません。
今は失われてしまった子ザルの姿を想像で補いながら、
ご覧いただくのがおすすめです。

■形象埴輪の展開 平成館考古展示室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=5332


3. [予告] 特集「ひらがなの美―高野切―」
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5月8日(火)~7月1日(日) 本館特別1室

「高野切(こうやぎれ)」は、『古今和歌集』を書写した
現存最古の写本です。
筆者は、紀貫之と伝称されてきましたが、
実際は、3人の筆者が分担して揮毫する寄合書きの作品です。
特集では、3人の「高野切」の筆跡とともに、彼らの別の作品や、
それぞれの筆跡に類似する同時代の作品もご紹介します。

「高野切」は日本の書の歴史において基本中の基本となる名筆で、
その仮名は平安時代最高峰とされています。
美しいひらがなを通じて、文字への美意識が垣間見えます。
「読む」のではなく「鑑賞する」文字を、お楽しみください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1898

◇ギャラリートーク「高野切と仮名の美」
5月8日(火) 14:00~14:30 本館特別1室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=9514


4. 催し物情報
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★イチオシ情報★

◇VR作品「伊能忠敬没後200年特別上演 伊能忠敬の日本図」
東洋館 TNM&TOPPANミュージアムシアター
~7月1日(日) (毎週 水・木・金・土・日・祝)
【水・木・金】12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
【土・日・祝休日】11:00、12:00、13:00、14:00、15:00、16:00
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=12&id=9547

★ただいま申込受付中!★

◇ワークショップ「友禅染に挑戦」
5月26日(土) (1)10:00~12:30 (2)14:00~16:30
場所 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象 (1)小学4年生~中学3年生とその保護者のペア
(2)高校生以上
定員 (1)10組20名(応募者多数の場合は抽選)
(2)15名(応募者多数の場合は抽選)
参加費 各回3,000円
(高校生を除く18歳以上70歳未満の方は、別途当日の入館料が必要)
☆申込締切 (1)(2)いずれも5月7日(月)必着
(1)→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9548
(2)→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9549

◇アートスタジオ「子どもの勾玉作り」
(1)6月3日(日) 13:30~15:30
(2)7月1日(日) 13:30~15:30
場所 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
対象 小学校3年生から中学生(保護者の見学可)
定員 各回20名程度(応募者多数の場合は抽選) 
☆申込締切
(1)5月7日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9543
(2)6月4日(月)必着 
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=9544

~特別展「縄文―1万年の美の鼓動」関連イベント~
◇記念講演会「縄文の美を楽しむ」
7月28日(土) 13:30~15:00 
場所 平成館大講堂
定員 380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
聴講料 無料(ただし本展覧会の観覧券が必要。半券でも可)
☆申込締切 6月18日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=9545

★ただいまチケット発売中!★

◇東京国立博物館 初夏のコンサート
~研ぎ澄まされた美の世界へと誘う才能溢れるピアニスト~
6月23日(土) 15:00開演 平成館ラウンジ
料金 一般5,000円、友の会・賛助会会員4,500円(全席自由) 
※当日は、コンサートチケットで総合文化展をご覧いただけます。
出演 アレハンドロ・ベラ(ピアノ)、下山 静香(ピアノ)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=11&id=9546

◇納涼東博寄席2018
7月15日(日) 13:30開演 平成館大講堂
出演 金原亭馬生(一席)、金原亭馬治(一席)、金原亭馬玉(一席)、
金原亭馬久(一席)、柳家小春(俗曲) ほか
料金 2,000円
※当日は、公演チケットで総合文化展をご覧いただけます。
定員 380名(全席自由)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9575

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


5. 展示替え情報
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◇5月8日(火)~
■特集 ひらがなの美―高野切―
本館特別1室 7月1日(日)まで
国宝 和歌体十種断簡 平安時代・11c など

■武士の装い―平安~江戸
本館5・6室 7月16日(月・祝)まで
重文 黒韋肩妻取威胴丸 室町時代・15c など

■書画の展開―安土桃山~江戸
本館8室 6月3日(日)まで
重美 花鳥図屏風 松花堂昭乗筆・自賛 江戸時代・17c  個人蔵 など

■暮らしの調度―安土桃山・江戸
本館8室 7月22日(日)まで
水仙七宝釘隠 江戸時代・17~18c など

■彫刻
本館11室 7月22日(日)まで
重文 毘沙門天立像 平安時代・9c  和歌山・道成寺蔵 など

■近代の美術
本館18室 6月17日(日)まで
焔 上村松園筆 大正7年(1918) など

■西域の美術
東洋館3室 6月17日(日)まで
菩薩像頭部 7~8c 中国・クムトラ石窟 大谷探検隊将来品 など

■東南アジアの陶磁
東洋館12室 9月2日(日)まで
合子 アンコール時代・12~14c クメール アンコール出土 
フランス極東学院交換品 など

■氷河期の日本列島に暮らした人びと―道具作りのはじまり―
平成館考古展示室 2019年6月2日(日)まで
彫器 旧石器時代(後期)・前16000年 新潟県長岡市 荒屋遺跡出土 星野良氏寄贈 など

■自然環境の変化と定住生活―土器の出現とその変遷―
平成館考古展示室 2019年6月2日(日)まで
深鉢形土器 縄文時代(前期)・前4000~前3000年 青森県つがる市 石神遺跡出土
個人蔵 など

■大陸との交流と稲作のはじまり―農耕社会の土器―
平成館考古展示室 2019年6月2日(日)まで
高杯 弥生時代(後期)・1~3c 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂町出土 など

■縄文時代の装身具と祈りの道具
平成館考古展示室 2019年6月2日(日)まで
硬玉製大珠 縄文時代(中期)・前3000~前2000年 長野県上伊那地域出土 など

■縄文時代の祈りの道具・土偶
平成館考古展示室 2019年6月2日(日)まで
結髪土偶 縄文時代(晩期)・前1000~前400年 福島県三島町桧原字小和瀬出土 個人蔵 など

■弥生時代の祭りの道具―銅矛、銅剣、銅戈と銅鐸―
平成館考古展示室 2019年6月2日(日)まで
細形銅剣  弥生時代(前期)・前4~前3c 岡山市南区飽浦出土 など

■黒田記念館 
黒田記念室 7月29日(日)まで
逍遥 黒田清輝筆 明治28年(1895) など


6.トーハクからのお知らせ
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★「博物館ニュース名品スタンプラリー」ではスタンプを
全て集めた方に記念品を差し上げておりますが、記念品の入荷が
遅れておりますため、お引き換えはご予約制とさせていただいております。
ご予約は法隆寺宝物館インフォメーションで承ります。
ご不便をおかけいたしますこと、お詫び申し上げます。

★「アラビアの道―サウジアラビア王国の至宝」は、会期を延長して
5月13日(日)まで開催します。

★春の庭園開放
~5月20日(日) 10:00~16:00
※悪天候時は中止となります。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=9510

★上野地区文化施設共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が4月1日(日)より販売中です。
販売、有効期間はともに2018年9月30日(日)まで。
10施設の常設展等に、利用期間中に各1回入場できます。
スタンプラリーも実施。

2,000円(常設展等入場券)

3,000円(常設展等入場券+特別展チケット) 
※3,000部限定販売。10施設の常設展と6館において指定の特別展のうち
1つ観覧可能。

→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1910

★「東京・ミュージアムぐるっとパス」が4月1日(日)より販売中です。
都内の92施設の入場券または入場割引券が綴られた、
便利でお得なチケットブックです。
当館では、総合文化展を520円で、特別展は100円割引で
ご観覧いただけます。
対象となる特別展については、当館ウェブサイトの
各特別展のページをご覧ください。
価格 2,200円
販売期間 4月1日(日)~2019年1月31日(木)
有効期間 最初のご利用日から2ヵ月間(ただし最終有効日は2019年3月31日<日>)
→ https://www.tnm.jp//modules/r_db/index.php?controller=list&t=news&from=201801&to=201803

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