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メールマガジン

2015年

11月 (2015年11月2日)

TNM―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2015年11月2日
No.712:本館・東洋館・平成館、注目の特集が勢ぞろい
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11月入り、一段と秋が深まったように感じます。
気温差の激しい頃です。
どうぞ体調に気をつけてお過ごしください。


《目次》
1. 特集「一遍と歩く 一遍聖絵にみる聖地と信仰」
2. 兵馬俑の後輩に会いに行く! 特集「漢・唐時代の陶俑」
3. 特集「須恵器の展開」
4. 催し物情報
5. 展示替え情報
6.トーハクからのお知らせ


1. 特集「一遍と歩く 一遍聖絵にみる聖地と信仰」
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11月3日(火・祝)~12月13日(日) 本館特別1室・特別2室

本特集の主役、時宗の祖である一遍(いっぺん)は、全国のさまざまな社寺を遊行(ゆぎょう)し、
布教に努めた念仏聖(ねんぶつひじり)です。
十回忌にあたる正安元年(1299)には、その生涯をつづった伝記絵巻、
国宝「一遍聖絵」が制作されました。
本特集では、当館所蔵の巻第七と江戸時代の模本を展示し、
一遍が訪れた聖地を、ゆかりの絵画・彫刻・考古遺物とともにご紹介します。

例えば、熊野、善光寺、当麻寺、石清水八幡宮など、
実に多くの土地をめぐっていることがわかります。
一遍の事蹟を知るという見方はもちろんのこと、
各地が当時はどのような様子だったか、に注目するのもおすすめです。

巻第七は、会期中全場面を展示していますので、どうぞお見逃しなく!
また、本特集と同時期に、特別展「国宝 一遍聖絵」として、
遊行寺宝物館(神奈川県藤沢市)、神奈川県立歴史博物館、
神奈川県立金沢文庫の3会場で、遊行寺所蔵の国宝「一遍聖絵」
全巻が公開されます。
ぜひあわせてお訪ねください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1761

【関連イベント】
講演会「一遍とたどる日本の聖地と時宗の文化財」
11月7日(土) 13:30~15:00 平成館大講堂
定員:380名(先着順)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=8085

ギャラリートーク「一遍とみる聖地と信仰」
12月1日(火) 14:00~14:30 本館特別2室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8133

4館共同一遍聖絵スタンプラリー「一遍と歩こう」
台紙は、11月3日(火・祝)より本館インフォメーションで配布。
すべてのスタンプを集めた方には、遊行寺宝物館にて記念品を贈呈します。
*スタンプラリー期間中に限ります。
*台紙はなくなり次第配布終了。


2. 兵馬俑の後輩に会いに行く! 特集「漢・唐時代の陶俑」
――――――――――――――――――――――――――――――
~12月23日(水・祝) 東洋館5室

先週開幕した特別展「始皇帝と大兵馬俑」は、
おかげさまで連日大盛況!
会場では1体1体の兵馬俑(へいばよう)をじっくりご覧になるお客様を
多くお見かけします。
皆様を夢中にさせる兵馬俑とは、始皇帝の陵墓近くに埋められた
「俑」(=副葬のために作られた人形)のこと。
このように俑を墓に副葬する習慣は、兵馬俑以前にも見られ、
展覧会会場では兵馬俑よりも時代が遡る俑も展示しています。
いわば兵馬俑の先輩です。

では後輩は?
そんなリクエストにお応えするのが、特集「漢・唐時代の陶俑」です。
本特集では陶俑(=やきものの俑)のなかでも優品の多い、
漢・唐時代の例をご紹介しています。

特別展とあわせてご覧いただければ、戦国時代、秦時代、漢時代、
唐時代と、各時代の俑それぞれの魅力をお楽しみいただけるのですから、
見逃すなんてもったいないです!
ぜひ、東洋館にもお立ち寄りください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1745

【特別展の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1732

【1089ブログ「漢・唐時代の陶俑」】
→ http://bit.ly/1NciTtp


3. 特集「須恵器の展開」
――――――――――――――――――――――――――――――
~11月29日(日) 平成館考古展示室

10月14日(水)にリニューアルオープンした考古展示室の
第1弾の特集が「須恵器の展開」です。

日本列島で須恵器生産が始まったのは、古墳時代中期・5世紀のこと。
朝鮮半島から新しい窯業技術が伝えられたことによって始まり、
形などに朝鮮半島との関係がうかがわれます。
その一方で、日本列島での生産が各地で展開する中で、
日本の独自の特徴も現れてきます。
本特集では、須恵器の登場から奈良時代までの須恵器を展示し、
技術と交流の歴史と、造形をご紹介します。

展示されている須恵器のほとんどが古墳に副葬されたものですが、
実にさまざまな種類があることに驚かされます。
貯蔵用の甕・壺、供膳用の坏(つき)、高坏(たかつき)など、
その多様性をぜひお楽しみください。

さらに、朝鮮半島との関係をもっと知りたい方は、
東洋館10室「朝鮮の陶磁」へお運びください。
こちらでは、朝鮮半島の陶質土器を展示しています。
考古展示室で日本の土器を、東洋館で朝鮮半島の土器を
それぞれご覧いただいてはいかがでしょう?
似ている部分、違う部分が見えてくると、
日本の須恵器の特徴が一層くっきりと浮き上がることと思います。

【特集「須恵器の展開」の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1756

【「朝鮮の陶磁」の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=item&id=4354


4. 催し物情報
――――――――――――――――――――――――――――――
★イチオシ情報!★

◇ 第12回「台東区の伝統工芸職人展」~心 うるおう 匠のわざ~
11月10日(火)~11月15日(日) 平成館ラウンジ
東京国立博物館のある台東区は、江戸文化が栄えた町として知られています。
第12回目となる今回は、さまざまな分野の職人による製作実演を行います。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8083

◇ギャラリートーク「肖像彫刻」
11月6日(金) 18:30~19:00 本館11室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8086

◇ギャラリートーク「禅宗寺院の中世障壁画」
11月10日(火) 14:00~14:30 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8087

◇ 平成館考古展示室リニューアルオープン記念
連続ギャラリートーク(3)「縄文土器の見方 大きさ・形・文様」
11月13日(金) 18:30~19:00 平成館考古展示室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=8091

★ただいま申込受付中★

~締切間近!~
◇アートスタジオ 勾玉作り体験
12月5日(土)、6日(日)11:00~11:50 本館地下みどりのライオン(教育普及スペース)
対象:高校生以上
定員:20名程度(応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 11月3日(火・祝)必着
【12月5日(土)】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=8063
【12月6日(日)】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=8064

★特別展「始皇帝と大兵馬俑」(10月27日(火)~2016年2月21日(日))関連事業★

~締切間近!~
◇シンポジウム「秦王朝と兵馬俑―発掘された歴史の実像―」
12月19日(土) 10:00~15:45 平成館大講堂
定員:380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
☆申込締切 11月4日(水)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=7&id=8068

★ただいまチケット発売中!!★

◇新春東博寄席2016
2016年1月9日(土) 13:30開演 平成館大講堂
出演:金原亭馬生、古今亭菊春、金原亭馬治、金原亭馬玉
料金:2,000円
※当日は、本公演のチケットで総合文化展をご覧いただけます。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8082

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


5.展示替え情報
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◇11月3日(火・祝)~

■特集 一遍と歩く 一遍聖絵にみる聖地と信仰
本館特別1・特別2室 12月13日(日)まで
国宝 一遍聖絵 巻第七 法眼円伊筆 鎌倉時代・正安元年(1299) など
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1761

◇11月5日(木)~

■日本美術の流れ 能と歌舞伎(歌舞伎衣装)
本館9室 12月23日(水・祝)まで
羽織 白呉絽地龍波濤模様 江戸時代・19c 坂東三津江所用 高木キヨウ氏寄贈 など

■日本美術の流れ 浮世絵と衣装―江戸(衣装)
本館10室 12月23日(水・祝)まで
重文 小袖 黒綸子地波鴛鴦模様 江戸時代・17c など

■日本美術の流れ 国宝室
本館2室 11月29日(日)まで
国宝 千手観音像 平安時代・12c

◇11月10日(火)~

■インドの細密画
東洋館13室 12月6日(日)まで
岩山に坐す蛇使いの女(アサヴァリ・ラーギニー) 18c後半 インド、北デカン など


6.トーハクからのお知らせ
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★秋の庭園開放(10月27日<火>~12月6日<日>)
10:00~16:00 ※荒天時は中止となります。
→https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=8094

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全文閲覧することができる「東京国立博物館デジタルライブラリー」を
公開しました。
今後、随時資料を追加する予定です。
→ http://webarchives.tnm.jp/dlib/

★スマートフォン向けアプリ「トーハクなび」
本館2階「日本美術の流れ」必見作品の音声ガイドや、
作品の画像や感想を保存できるマイコレクション機能も搭載しています。
ご来館の前に、ぜひ、トーハクなびをダウンロードしてください。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1467

◆休館・開館・閉室のお知らせ◆
○法隆寺宝物館は、5月20日(水)~2016年3月14日(月)まで環境整備工事のため休館しています。
○本館1階11~16室は2015年12月14日(月)から、本館17・18室は2015年12月21日(月)から2016年1月1日(金)まで、
展示環境改善のため閉室いたします。

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