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メールマガジン

2015年

3月 (2015年3月16日)

TNM―――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2015年3月16日
No.694:開幕! 特別展「インドの仏」&「博物館でお花見を」
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東京は寒い日と暖かな日とを繰り返していますが、
「暑さ寒さも彼岸まで」。
そろそろ春のコートを羽織っておでかけしたいですね。
3月17日(火)~4月19日(日)の間、表慶館前に屋台が出ます。
晴れた日はお外でランチはいかがですか?


《目次》
1. 特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」
2. 「博物館でお花見を」~桜の注目作品はこれ!~
3. 特集「南京の書画―仏教の聖地、文人の楽園― 」
4. 催し物情報
5. 展示替え情報
6.トーハクからのお知らせ


1. 特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」
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3月17日(火)~5月17日(日) 表慶館

仏教誕生の地・インドから、仏教美術の至宝約90件が来日する
特別展「インドの仏」が、ついに明日、開幕します!
コルカタ・インド博物館の古代インド美術のコレクションは
世界的にも有名です。
そんな貴重な作品を通じて、インド仏教美術のあけぼのから
1000年を超える繁栄の様子をたどります。

もともとは仏像を作ってはいけなかったということ、
ご存知でしたでしょうか?
古代初期、ブッダを人間の姿で表すことはせず、法輪や聖樹、
足跡などで、そこにブッダがいることを暗示することが習わしでした。
本展に出品されている、古代初期を代表する仏教遺跡・バールフット
の出土品は、展覧会の見どころのひとつです。

他にも仏像誕生の地・ガンダーラやマトゥラーの美術品、
次第に教えが複雑化していくなかで誕生した密教と関連の作品、
ヤシの葉にお経を記した貝葉経(ばいようきょう)など、
インドで展開したさまざまな仏教美術をご覧いただけます。

さらに、芸能界きっての仏像好き、みうらじゅんさんと
いとうせいこうさんのお二人が、
インド仏像大使として、本展のグッズをプロデュース。
お二人らしいユニークなグッズの数々にもご注目ください!

【展覧会の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1701

【関連イベント】
東京国立博物館 桜コンサート ~上野の杜にシタールの調べ~
4月3日(金) (1)13:00~表慶館前、(2)18:00~庭園茶室(転合庵)前
※雨天の場合は東洋館エントランス
料金:無料(ただし、当日の入館料が必要)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=11&id=7796

【1089ブログ「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」】
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/category/66/


2.「博物館でお花見を」~桜の注目作品はこれ!~
――――――――――――――――――――――――――――――
3月17日(火)~4月12日(日)

いよいよ明日から「博物館でお花見を」が始まります!
充実のイベントでお楽しみがいっぱいの本企画ですが、
今回は注目の桜作品をご紹介します。

■国宝 花下遊楽図屏風 (本館2室)
 狩野長信筆 江戸時代・17世紀
左隻は花咲く海棠の木の下で八角堂に座り風流踊りを眺める貴公子たち、
右隻では桜の木の下で音曲を楽しむ貴婦人たちが描かれています。
見るからに楽しい、当館を代表する春の名品です。

■吉野山図屏風 (本館7室)
 渡辺始興筆 江戸時代・18世紀 個人蔵
桜の名所・吉野を描いた華やかな屏風です。
谷から尾根を埋め尽くす桜はまさに一目千本の絶景。
狩野派および尾形光琳に学んだ渡辺始興の筆によるもので、
展示室で雅なお花見をお楽しみいただけます。

■枝垂桜蒔絵棗 (本館8室)
 江戸時代・17世紀 広田松繁氏寄贈
器表全体に桜が描かれ、華やかで存在感のある棗です。
桃山時代から江戸時代初期にかけて、京都の無名の工人たちによって
作られたいわゆる嵯峨棗(さがなつめ)を代表する作品です。

■振袖 紅縮緬地桜流水模様 (本館9室)
 江戸時代・19世紀 高木キヨウ氏寄贈
歌舞伎『本朝二十四孝』の八重垣姫役に使用されたと伝わる振袖です。
本作は、立体的な桜の刺繍と鮮やかな色彩が魅力。
恋人に危機を伝えるため、凍った諏訪湖の上を走り、
恋人のもとへ飛んでいくという大胆な行動に出た八重垣姫に、
ぴったりの衣装だと思いませんか?

■色絵唐花文皿 (本館13室)
 鍋島 江戸時代・17~18世紀
「この作品のどこが桜なの?」と、展示室で首を傾げた方は
いらっしゃいませんか。
先入観にとらわれず、よーく作品をご覧ください。
ほら、「白い」桜が見えてくるはずです。
こんなおもしろい仕掛け、見逃してはもったいないですよ!

さて、この5作品の各展示室にはスタンプ台が設置されています。
スタンプを5つ集めると、オリジナル缶バッジをプレゼント。
館内で配布中の「博物館でお花見を」のチラシが台紙です。
桜の作品めぐりとあわせて、さくらスタンプラリーも
ぜひお楽しみください。

【「博物館でお花見を」詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=7745

【本館(日本ギャラリー) 桜めぐり詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1716

【関連イベント】
桜ギャラリートーク「屏風に描かれた桜」
3月18日(水) 14:00~14:30 本館7室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7685

桜ギャラリートーク「着物に描かれた桜」
3月31日(火) 14:00~14:30 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7687

桜ワークショップ 春らんまん 桜ぬりえ
3月28日(土)~4月5日(日)の土・日曜 11:00~16:00 本館2階ラウンジ
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=7724

ほかにも関連イベントが盛りだくさん!
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=7745#EventsTable


3. 特集「南京の書画―仏教の聖地、文人の楽園― 」
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~4月12日(日) 東洋館8室

南京は、六朝から明清、近代に至るまで、江南の文化の中心都市として
個性的な文化を発展させてきました。
重要な書画家のほぼ全てが、南京に関係していると言っても
過言ではありません。
本特集は、宋元時代の仏教の聖地から、明末清初の遺民や個性画家、
清朝の文人文化、そして中華民国の首都として西洋や日本の文明の
受入れ口となった近代に至るまで、
南京の書画700年の歴史を振り返る、日本初の展示です。
北京や上海に比べて、あまり注目されることのなかった南京ですが、
中国の精神文化史上において、現在も重要な位置をしめ続けています。
「書画王国」の実力を、ぜひ心ゆくまでお楽しみください。

【展示の詳細】
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1697

【関連イベント】
☆明日開催☆
ギャラリートーク「中国江南の文化都市・南京の書画の魅力」
3月17日(火) 14:00~14:30 東洋館8室
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7682


4.催し物情報
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★特別展「鳥獣戯画―京都 高山寺の至宝―」(4月28日(火)~6月7日(日))関連事業★

◇記念講演会(1)「鳥獣戯画と高山寺ゆかりの至宝」
5月2日(土) 13:30~15:00 ※開場は13:00を予定
会場:平成館大講堂
定員:380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
聴講料:無料(ただし本展覧会の観覧券が必要。半券でも可。その場合は別途入館料が必要。)
事前申込制:3月23日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=7739

◇記念講演会(2)「鳥獣人物戯画の修理」
5月16日(土) 13:30~15:00 ※開場は13:00を予定
会場:平成館大講堂
定員:380名(事前申込制、応募者多数の場合は抽選)
聴講料:無料(ただし本展覧会の観覧券が必要。半券でも可。その場合は別途入館料が必要。)
事前申込制:3月23日(月)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=7740

★ただいまチケット発売中!!★

◇東京・春・音楽祭―東京のオペラの森2015―

東博でバッハ vol.22 安田謙一郎(チェロ)
3月17日(火) 19:00開演 3600円

東博でバッハ vol.23 松尾俊介(ギター)
3月26日(木) 19:00開演 3600円

東博でバッハ vol.24 戸田弥生(ヴァイオリン)
4月1日(水) 19:00開演 3600円

東博でバッハ vol.25 フランチェスコ・トリスターノ(ピアノ)
4月3日(金) 19:00開演 3600円

東博でバッハ vol.26 安田謙一郎(チェロ)
4月8日(水) 19:00開演 3600円

無料(当日の入館料は必要)のミニコンサートの開催もあります。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=list&cid=11

◇このほか、当日受付の可能な催しは
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top


5.展示替え情報
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◇3月17日(火)~

■国宝室
本館2室 4月12日(日)まで
国宝 花下遊楽図屏風 江戸時代・17c 狩野長信筆

【関連イベント】
桜ギャラリートーク 国宝 花下遊楽図屏風について
3月31日(火) 14:00~14:30 本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7687

■能と歌舞伎 歌舞伎衣装
本館9室 5月17日(日)まで
振袖 紅縮緬地桜流水模様 江戸時代・19c 坂東三津江所用 高木キヨウ氏寄贈 など

■浮世絵と衣装―江戸(衣装)
本館10室 5月17日(日)まで
小袖 白綸子地叉手網模様 江戸時代・17c など

■浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)
本館10室 4月12日(日)まで
重美 桜下喫煙二美人 窪俊満筆 江戸時代・18c など

■アイヌの祈り
本館16室 6月14日(日)まで
巫者用の帯 樺太アイヌ 19c 北海道管理局寄贈 など

■近代の美術
本館18室 4月19日(日)まで
重文 黄釉銹絵梅樹図大瓶 初代宮川香山作 明治25年(1892)
シカゴ・コロンブス世界博覧会事務局 など

■朝鮮時代の美術
東洋館10室 6月7日(日)まで
花鳥図屏風 朝鮮時代・19c 朝鮮 小倉コレクション保存会寄贈 など

■インドの細密画
東洋館13室 4月12日(日)まで
ジャハンギール立像 18c後半 インド、ビカネール派 など

■法隆寺献納宝物 伎楽面
法隆寺宝物館第3室 4月12日(日)まで
重文 伎楽面 師子児 飛鳥時代・7c など

■黒田記念室
黒田記念室 4月19日(日)まで
美人散歩(逍遥) 黒田清輝筆 明治28年(1895) など

◇3月23日(月)~

■黒田記念館
特別室 4月5日(日)まで
重文 湖畔 黒田清輝筆 明治30年(1897) など

【関連イベント】
ギャラリートーク「黒田記念館へ行こう」
3月24日(火) 14:00~14:30 黒田記念館
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=3&id=7683


6.トーハクからのお知らせ
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★上野東京ライン開業記念
UENO WELCOME PASSPORT―上野国立3館共通入場券― 発売します!
東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館の常設展/
総合文化展に3月14日(土)~5月31日(日)の期間中、
各1回入場できます(上野周辺マップ付)。
料金:\1,000(税込)
販売場所:東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、
上野エキュート、浅草文化観光センター他
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1717&lang=ja

★春の庭園開放(3月17日<火>~4月19日<日>)
10:00~16:00(3月27日<金>、4月3日<金>はライトアップを実施。~19:30)
※荒天時は中止となります。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=7737

★1089ブログ 更新中!
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★スマートフォン向けアプリ「トーハクなび」がバージョンアップ!
本館2階「日本美術の流れ」の必見作品について音声ガイドがスタートしました。
作品の画像や感想を保存できるマイコレクション機能も搭載しています。
ご来館の前に、ぜひ、トーハクなびをダウンロードしてください。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1467

◆休館・開館・閉室のお知らせ◆
○現在、平成館はリニューアルのため休館しています。
1階ラウンジもご利用になれないため、以下のスペースを飲食のためにお使いください。
 法隆寺宝物館 中2階資料室:~4月26日<日>
 東洋館 1階エントランス:~4月26日<日>
 東洋館 テラス:常時利用可
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1705

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