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メールマガジン

2013年

4月 (2013年4月15日)


―TNM――――――――――――――――――――――――――
東京国立博物館 メールマガジン 2013年4月15日
No.641:「国宝 大神社展」ポスターの女神像のヒミツ
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緑がまぶしい季節になりました。
ユリノキに黄色い花が咲き始め、鳥たちは春のさえずりを始めました。
トーハクの庭には自然のパワーが、平成館には神社パワーが全開です。

《目次》
1.「国宝 大神社展」早くも話題沸騰!
2.平成25年 新指定 国宝・重要文化財 始まります
3.特集陳列「キリシタン関係の遺品 イエズス会の布教と禁制下の信仰」
4. 催し物情報
5.トーハクからのお知らせ


1.「国宝 大神社展」早くも話題沸騰!
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4/9(火)~6/2(日)
「国宝 大神社展」が開幕しました。
4月8日(月)に行われた報道内覧会の模様が当日のNHKニュースで報じられました。次の日の開幕初日に放送されたテレビ朝日の情報番組「やじうまテレビ!」でも、特設ショップで扱っている「神社エール」がネットの話題で急上昇したことなどが取り上げられました。
さて、この「神社エール」。みなさん、気になりませんか? 
炭酸飲料ではなく、新潟市の麹専門店が作った麹ドリンクなんです。カラダが温まる「ジンジャー」が入っています。
砂糖を一切使わず、米の甘さだけで勝負。さわやかな飲み口が広報室でも評判です。
ご来場の際には、オリジナル「ジンジャー」グッズも取り揃えたジンジャーコーナーをぜひチェックしてみてください。
→http://daijinja.jp/goods/goods.html

グッズの話はさておき、今回ご紹介するのは、本展のポスターやちらしにご登場いただいた女神像「吉野御子守神像」(南北朝時代・14世紀)です。
王朝の女房装束をまとった女性を、真正面からとらえた独特の構図が印象的です。礼拝の対象として作られたものでしょう。
しかし、こうして正面から見つめられると、なんだかどきどきしてきますね。
もともとは水の分配をつかさどる神、ミクマリ神だったのが、いつしかミコモリ神になったのだとか。安産や子育ての神として信仰を集めました。
会場ではこの絵の右側に、赤ちゃんを抱いた「子守明神像」が掛けられています。「吉野御子守神像」を中央にした3幅対の右側の1幅だったのではないかといわれているそうです。
「吉野御子守神像」は個人の方、「子守明神像」は奈良・大和文華館と、今はそれぞれ別々に所蔵されているので、こうして2幅並んでご覧いただくのはたいへん貴重な機会といえるでしょう。子を思う母の慈愛に満ちたまなざし。
見るものを包み込むような大きなパワーに是非触れてください。
お二人の女神は、会場の最後のコーナーに展示されています。
※会期中、作品の展示替があります。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1573


2.平成25年 新指定 国宝・重要文化財 始まります
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4月16日(火) ~5月6日(月・休) 本館 特別1室・特別2室
今年新たに、国宝や重要文化財に指定された文化財を一堂に集めてお披露目します。
運慶作の木造不動明王及二童子立像(静岡・願成就院蔵 国宝に指定)など、新指定品全53件のうち49件を展示。(残る4件は写真パネルでご紹介します)
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1603

1089ブログ「新指定 国宝・重要文化財」で詳細をご紹介。
→http://bit.ly/YEaRRC

3.特集陳列「キリシタン関係の遺品 イエズス会の布教と禁制下の信仰」
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5月6日(月・休)まで 本館16室
天文18年(1549)8月に日本に伝えられたキリスト教は、天下統一を目指す織田信長のもとで興隆期を迎えました。日本には宣教師が次々に訪れ、最盛期にはその信徒の数は40万人に達したといいます。しかし、天正10年(1582)に豊臣秀吉の伴天連追放令(ばてれんついほうれい)が施行され、キリシタン受難の時代がはじまります。寛永14年(1637)、15年の島原の乱を機に、江戸幕府は信徒への迫害を強化し、多くの殉教者が出ました。
当館では、宣教師たちが日本にもたらした絵画やキリスト像、その影響を受けて日本で作られたもの、さらにカクレキリシタンと呼ばれた人々が所持していたものなど当時の信仰を物語る多くの遺品を収蔵しています。今回は、キリスト教を受け入れた時代とその後の迫害の時代に分けて、日本におけるキリスト教受容の歴史のひとこまをご覧いただきます。
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1598

1089ブログ「歴史を物語るちょっと“へた”な作品」では、日本人が描いた最初期の油絵やインドのゴアで作られた美しい貝のキリスト像もご紹介。
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1


4.催し物情報
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★ただいま申込受付中!★

◇GWのご予定はもうお決まりですか? お子さんとご一緒に楽しいアクティビティを!
<子どもツアー>「トーハク探検ツアー アジアの動物??編」  
5/3(金・祝)、4(土・祝) 各日2回(10:00~11:00 14:00~15:00) 締切:4/17(水)
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=6685

◇文化財を楽しく学べると好評です
<ワークショップ> こどもたちのアートスタジオ 勾玉作り
2013年6月2日(日) 13:30 ~ 15:30 締切:5月7日(火)必着
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=4&id=6684

◇特別展「和様の書」(7月13日~9月8日)の記念講演会情報をアップしました。
<記念講演会>(1)「和様の書」
島谷弘幸(副館長)
7月20日(土)13:30 ~ 15:00 平成館大講堂  締切:6月17日(月)必着
→https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=6714
<記念講演会> (2)「かなから見た和様の書」
高木厚人(読売書法会常任理事・大東文化大学教授)
8月10日(土)13:30 ~ 15:00  平成館大講堂 締切:7月1日(月)必着
→https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=1&id=6715

◇このほか、
当日受付の可能な催しはこちら
今日の催し物、向こう1週間の催し物
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=top

5.展示替え情報
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◇4/16(火)~
■国宝室
本館2室 5/26(日)まで
国宝 宝簡集 巻第二十三 平安~室町時代・12~14c 和歌山・金剛峯寺蔵

■武士の装い―平安~江戸
本館5、6室  7/7(日)まで
重文 短刀 長船兼光 鎌倉時代・14c 鳥取・大神山神社蔵 など

◇4/23(火)~
■能と歌舞伎 能「邯鄲」にみる能面・能装束
本館9室 6/23(日)まで
縫箔 紅白緑紫段籠目杜若模様 江戸時代・19c など

■浮世絵と衣装―江戸(衣装)
本館10室 6/23(日)まで
鶏蒔絵印籠 底裏金蒔銘「桃葉(花押)」 江戸時代・19c など

■浮世絵と衣装―江戸(浮世絵)
本館10室 5/19(日)まで
重美 山姥に金太郎(盃) 喜多川歌麿筆 江戸時代・18c など

■西域の美術
東洋館3室 6/23(日)まで
半円形飾板 唐~五代時代・9~10c 中国・西安収集 大谷探検隊将来品 など

■中国の書跡 
東洋館8室 6/9(日)まで
「唐時代の書」
石台孝経 玄宗筆 唐時代・天宝4年(745) 中国 など

■中国文人の書斎
東洋館8室 6/9(日)まで
行書文語額 何紹基筆 清時代・同治9年(1870) 中国 高島菊次郎氏寄贈 など

■インドの細密画
東洋館13室 5/19(日)まで
ラーダのメッセージを受け取るクリシュナ 17c中頃 インド、マールワー派 など

■法隆寺献納宝物 書跡―経典と古記録―
法隆寺宝物館 第6室 5/19(日)まで
国宝 細字法華経 唐時代・長寿3年(694)など

■法隆寺献納宝物 染織―袈裟と幾何学文様の綾―
法隆寺宝物館 第6室 5/19(日)まで
袈裟 奈良時代・8世紀など


5.トーハクからのお知らせ
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★桜の写真募集中! 思い出の桜、トーハクの桜、お寄せください。
当館ウェブサイト・ユリノキひろばで
→ https://www.tnm.jp/modules/r_yurinoki/

★東京国立博物館140周年スタンプラリー
プレゼントの引換えは4/30(火)まで。本館インフォメーションカウンターで。
→ https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=dtl&cid=5&id=5850#stamp

★1089ブログを更新中!
→ https://www.tnm.jp/modules/rblog/index.php/1/

◆開館時間のお知らせ◆
12月までの特別展開催期間中の金曜は20:00まで開館。
9月までの土、日、祝、休日は18:00まで開館。
入館は閉館時間の30分前まで。

◆休館・開館・閉室のお知らせ◆
○表慶館は休館中です。開館予定は未定です。
○黒田記念館は耐震補強工事のため休館中です。開館予定は未定です。

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