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メールマガジン

2004年

3月 (2004年3月29日)

東京国立博物館 電子メールサービス [No.200] 2004年3月29日

 2002年の夏に開始したメールサービスも回を重ねて200号となりました。ご愛読いただいている皆様に、心より感謝申し上げます。
4月1日にメールサービスの兄貴分ともいえる当館ウエブサイトが全面的にリニューアルされます。これに伴い、本メールサービスは、メールマガジンと名を改めます。
 今後ともどうぞよろしくお付き合いくださいますよう、お願い申し上げます。

★☆★弘法大師入唐1200年記念「空海と高野山」いよいよ来週開幕!★☆★
4月6日(火)~5月16日(日)平成館
「山の正倉院」とも呼ばれる仏教美術の宝蔵高野山から、秘宝がまるごとおりてきます。151件の出品作品のうち117件が国宝・重要文化財という空前絶後の質と規模を誇る展覧会です。
途中、展示替えになる作品もあります。是非、2度、3度と足を運んでいただきたい、それだけの価値のある展覧会だと自信を持っておすすめします。

☆主な展示作品(特に記載のないものは金剛峯寺蔵)
国宝 聾瞽指帰 空海筆 平安時代・8~9c 空海24歳の著作
国宝 諸尊仏龕 唐時代・8c 空海が唐から持参したといわれる携帯用の小仏龕
重文 金銅三鈷杵(飛行三鈷杵) 伝弘法大師所持 平安時代・9~12c 
 空海が密教を流布する場所を選ぶために海に投じたところ、高野山に飛んでいったという伝説の法具
国宝 阿弥陀聖衆来迎図 平安時代・12c 有志八幡講十八箇院蔵(4月6日~4月25日展示)
 信長による比叡山焼き討ちから逃れて高野山に移された、来迎図の最高傑作
国宝 仏涅槃図 平安時代・応徳3年(1086) (4月27日~5月16日展示)
 わが国の涅槃図中、最古にして最高傑作といわれる
国宝 八大童子立像 全八躯 運慶作 鎌倉~南北朝時代・12~14c
 運慶の傑作。八体並ぶ様は壮観 
重文 孔雀明王像 快慶作 鎌倉時代・正治2年(1200) 
 毒蛇を喰う孔雀を神格化した、一切の災いを取り除く明王
詳しくは → https://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/eten/eten33.html
4月1日以降は → https://www.tnm.jp/

★★拓本 3館同時開催による名品展★★
4月3日(土)~5月30日(日) 当館での展示期間は3月30日(火)~6月6日(日) 東洋館第8室
意匠を凝らした拓本や、原石の残っていない貴重な孤本など、拓本の名品の特集です。三井文庫別館と台東区立書道博物館との3館同時期開催で、多くの名品に触れていただけます。

※前期と後期で展示作品が替わりますので、ご注意ください。
【前期の主な展示作品】3月30日~4月25日
漢石経残字(宋拓) 後漢時代・熹平4年(175)
十七帖(宋拓)王羲之筆 東晋時代・4c 江川吟舟氏寄贈
千福寺多宝塔碑(宋拓) 顔真卿筆 唐時代・天宝11年(752) 高島菊次郎氏寄贈
群玉堂米帖(宋拓)米ふつ筆 北宋時代・11c 高島菊次郎氏寄贈 など

【後期の主な展示作品】4月27日~6月6日
漢婁寿碑(宋拓) 後漢時代・熹平3年(174) 高島菊次郎氏寄贈
定武蘭亭叙-呉炳本-(宋拓)王羲之筆 東晋時代・永和9年(353) 高島菊次郎氏寄贈
九成宮醴泉銘(宋拓)欧陽詢筆 唐・貞観6年(632) 個人蔵
懐仁集王聖教序(宋拓)王羲之筆 唐・咸亨3年(672) 江川吟舟氏寄贈 など
詳しくはこちら → https://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/eret/eret164.html
4月1日以降はこちら → https://www.tnm.jp/

★★特集陳列「密教法具」★★
3月30日(火)~6月30日(水) 本館第4室
特別展「空海と高野山」(4月6日~)にあわせて、密教法具の特集です。
重文 金銅火焔宝珠形舎利塔 鎌倉時代・13c
重文 金銅三昧耶五鈷鈴 平安時代・12c 東京・護国寺蔵
重文 金銅八仏種子五鈷鈴 平安時代・12c 
重文 金銅五種鈴 鎌倉時代・13c 静岡・尊永寺蔵 など

☆★☆平常展展示替えのお知らせ☆★☆
■中国絵画■
3月30日(火)~5月9日(日) 東洋館第8室
南宋から、元、明、清にいたる花鳥図の名品をご覧いただきます。
重文 蓮池水禽図 伝顧徳謙筆 南宋時代・13c
重文 四季花鳥図(春) 呂紀筆 明時代・15~16c
芍薬図 李ぜん筆 清時代・乾隆6年(1741) 梅原龍三郎氏寄贈 など

■武器・武具■
3月30日(火)~6月30日(水) 本館第6室
重文 樫鳥糸威鎧 平安時代・12c 愛知・猿投神社蔵
重文 色々威腹巻 室町時代・15c 個人蔵
紺糸烏帽子形兜 江戸時代・18c など

☆★☆今週の列品解説☆★☆
4月6日(火)14:00~ 東洋館第10室
「百済の緑釉・新羅の緑釉」平常展室主任研究員 白井 克也
聴講無料、ただし入館料が必要です。時間までに各会場にお集りください。

次回の列品解説は、
4月13日(火)14:00~ 平成館考古展示室
「銅鐸の世界」 教育普及課長 井上 洋一 です。

☆★☆今週のボランティアによる解説・ツアー☆★☆
☆浮世絵版画☆
3月31日(水)、4月2日(金)、4日(日)11:30~、15:30~(約20分間)
当日、開始時間までに本館玄関にお集まりください。
☆陶磁室エリアガイド
4月3日(土)11:00~(約20分間)
当日、開始時間までに本館玄関にお集りください。
☆法隆寺宝物館ガイドツアー
3月31日(水)14:00~(約40分間)
当日、開始時間までに法隆寺宝物館玄関にお集りください。
☆考古展示室ガイド
4月2日(金)、4日(日)13:30~(約30分間)
当日、開始時間までに平成館考古展示室前にお集りください。
☆樹木ツアー 
3月31日(水)14:00~、4月3日(土)15:00~(約20分間)
当日、開始時間までに本館玄関にお集りください。
詳しくはこちら→ https://www.tnm.jp/doc/Guide/Dyn/e00.html#e00.a5
4月1日以降はこちら → http://172.16.1.52/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=05#ECTG9

★★庭園開放中 4月18日(日)まで★★
☆☆☆満開です。
エドヒガンザクラ・ミカドヨシノ・ソメイヨシノ
☆☆六分咲きです
ショウフクジザクラ・オオシマザクラ
★つぼみが膨らんでいます。
ケンロクキザクラ・ギョイコウザクラ
庭園開放は開館日の10:00~16:00 荒天の場合は開放が中止になることもあります。
入館料が必要です。

この他、黒門や法隆寺宝物館の周辺の桜も見頃になりました。ラッシュアワーのような上野公園の人ごみを避けて、ゆっくりたっぷりお花見をお楽しみください。

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