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金製耳飾(きんせいみみかざり) 

 『金製耳飾(きんせいみみかざり)』の画像 
2対
金・銀製
熊本県和水町江田船山古墳出土
全長14.9,6.7
古墳時代
5-6世紀
国宝
J797.798
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総合文化展での展示予定は未定です
 
いわゆる垂飾付耳飾であるが,左は長鎖式とよばれ,兵庫鎖を介して空球と宝珠形・円錐形の垂飾を連結したもの。空球は金粒や刻み目突帯で飾り,円錐形垂飾には青色のガラス玉が嵌め込まれる。右は板状の継手を介して,大小の心葉形垂飾を連結し,間には三角形の切込みをもつ一対の円筒状飾りが付く。このような金細工の技術は北方民族から中国・朝鮮を経て,5世紀後半頃にわが国にも伝わった。新来の文化の息吹を感じさせる優品である。