Language
草仮名の遺品として著名な本巻は,“あきはぎの云々”の書出しから「秋萩帖」の名がある。第1紙と第2紙以下は筆者を異にし,和歌48首を草仮名で書いた後,巻末部分には王羲之書状の臨書がある。紙背に伏見天皇の花押があり,その遺愛の品と知られる。