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夏秋草図屏風(なつあきくさずびょうぶ) 

 『夏秋草図屏風(なつあきくさずびょうぶ)』の画像 
2曲1双
紙本銀地着色
酒井抱一筆(さかいほういつひつ)
各縦164.5 横181.8
江戸時代
19世紀
重文
A11189
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総合文化展での展示予定は未定です
 
銀地に,驟雨に見舞われた夏草と,強風に靡く秋草を描いた抱一の最高傑作。夏草図には急な雨による水の流れを,秋草図には宙に舞う野葡萄の紅葉を描き添える。宗達の風神雷神図を模写した光琳の屏風の裏面に描いたもので,琳派の系譜を象徴的に表した作例といえる。近年,この図の下絵が発見され,貼紙より一橋家の注文により抱一が文政4年(1821)に描いたことがほぼ確実となった。