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娘日時計 巳ノ刻(むすめひどけい みのこく) 

 『娘日時計 巳ノ刻(むすめひどけい みのこく)』の画像 
1枚
大判 錦絵
喜多川歌麿筆(きたがわうたまろひつ)
縦37.8 横25.0
江戸時代
18世紀
重文
A10569.518
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総合文化展での展示予定は未定です
 
対象の質感描写に腐心した歌麿は,《娘日時計》の揃いで,顔の輪郭線を取り払い肌の柔らか味を出すことを試みた。巳の刻を描いた本図では,ついに鼻梁の線まで消してしまった。人気絵師の地位に安住せず,工夫を続ける歌麿の意気込みが感じられる作品である。