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華厳五十五所絵巻断簡(文殊)(けごんごじゅうごしょえまきだんかん もんじゅ) 

 『華厳五十五所絵巻断簡(文殊)(けごんごじゅうごしょえまきだんかん もんじゅ)』の画像 
1幅
紙本着色
縦28.5 横25.6
鎌倉時代
13世紀
重文
A10494
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総合文化展での展示予定は未定です
 
『華厳経』の「入法界品」に説かれる,善財童子の求法の旅(のべ55人の聖者を訪ねる)を描いた絵巻。もとは1巻の巻物であったが切断され,現在東大寺に37段分,藤田美術館に10段分,当館に2段分,その他計54段分が現存する。軽快な描線と上品な彩色が特徴で,清澄な画風はひたむきな童子の旅を主題とした内容ともよく調和している。各図の賛は,宋の楊傑の『華厳経入法界品賛』による。