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檜図屏風(ひのきずびょうぶ) 

 『檜図屏風(ひのきずびょうぶ)』の画像 
4曲1双
紙本着色
狩野永徳筆(かのうえいとくひつ)
各縦170.0 横230.4
安土桃山時代・天正18年(1590)
16世紀
国宝
A1069
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総合文化展での展示予定は未定です
 
作者は桃山時代の泰斗,狩野永徳。今は屏風だが,もとは天正18年(1590)12月落成の八条宮邸の襖絵の一部であった。永徳は同年9月に他界した為,製作の最後まで立ち会えたか否か不詳だが,観る者を圧倒する巨木中心の構成と,金地濃彩の豪華絢爛さは,彼のつくりあげた絵画様式を伝えて迫力に溢れている。大枝を振りかざして舞うかのような檜の姿や,限定した色彩の凛としたコントラストは見所である。