1幅
紙本墨画
伝周文筆 竺雲等連序・江西龍派等五僧題詩(でんしゅうぶんひつ)
縦136.7 横33.7
室町時代
15世紀
国宝
A1164
総合文化展での展示予定は未定です
南禅寺の杲という僧が所持していた山水画に,諸禅僧が詩や序を寄せたもの。制作年代の下限は江西龍派の没年(1446)。画面右下に捺された「越渓周文」印は周文の印章として認められないが,周文画を考えるうえで最も重要な作品の一つ。構図とモチーフは,南宋の馬遠・夏珪の様式ならびにそれらを祖述した元から明の馬夏派の作品から習得したものであろうが,優れた技量により大気や遠近は巧みに表現され,洗練された作風となっている。