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京都の市中と郊外を描く洛中洛外図の一つ。右端に豊臣氏の象徴である方広寺大仏殿,左端には徳川氏の二条城を置いて対峙させる。鴨川の流れが左右の2隻を連繋し,密集する京の町が四方に広がる。各層各種の人物が生き生きと活写され,その数は2500人に及ぶ。もと滋賀の舟木家に伝来し,舟木本の名で親しまれている。