マーオリ人は、海からやってきたという彼らの来歴を示すとともに、生業の道具でもあるカヌー、食料や貴重品を納めたパータカ(高床倉庫)、そして儀式や会議のためのファレヌイ(集会所)を、イウィ(部族)のアイデンティティの象徴と考えました。
それらを渦巻文で飾り、先祖の姿を彫り出して部族の絆を表現しました。目を見開き、舌を出した人物像は、マーオリ美術のあらゆるところに見られます。人物像の目にアワビの貝殻を用いる独特の工夫もしています。
貴重品を入れるためのワカフイア(宝箱)、来航したヨーロッパ人を驚嘆させたター・モコ(入れ墨)も見逃せません。
また、古い楽器を展示し、会場にその音色を流します。天の父ラギヌイがメロディを、地なる母パパツーアーヌクがリズムを作ったというマーオリの調べもお楽しみください。 |