このページの本文へ移動

祖師図(そしず) 

 『祖師図(そしず)』の画像 
6幅
紙本墨画淡彩
狩野元信筆(かのうもとのぶひつ)
内2幅 各縦175.7 横137.5 内4幅 各縦175.1 横92.4
室町時代
16世紀
重文
A288,A289
拡大して表示 別の画像を表示
総合文化展での展示予定は未定です
 
古嶽宗亘が永正10年(1513)に開創した大仙院の衣鉢の間にもとあった障壁画。創建当初,狩野元信(1477-1559)によって描かれ,内容は弘忍,慧能,香厳智閑,霊雲志勤,イ山霊祐,三平義忠,石鞏慧蔵,徳山宣鑑ら,唐代の禅宗祖師の言行で,『無門関』等の公案集に見えるものである。人物描写では先行作例を参照し,全体的に各場面が連続するように再構成したと推測され,大画面を扱う確かな手腕が注目される。