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五彩花唐草文鉢(ごさいはなからくさもんはち) 

 『五彩花唐草文鉢(ごさいはなからくさもんはち)』の画像 
1口
「大明年造」銘
景徳鎮窯
高11.6 口径27.6 底径13.8
明時代
16世紀
重美
TG1286
横河民輔氏寄贈
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総合文化展での展示予定は未定です
 
景徳鎮窯では明時代中期になると民窯を中心にしだいに五彩,すなわち釉上彩の技法が盛んになっていった。この作品は明時代嘉靖年間(1522-66年)頃に景徳鎮民窯で盛んに焼造されたいわゆる古赤絵の典型作である。がっしりとした大型の鉢に,自由闊達なのびのびとした筆づかいで草花文や唐草文が描かれており,赤,緑,黄の濃厚華麗な上絵具が明るく健康的な色彩美を生み出している。底裏に青花で「大明年造」の銘が記されている。